・ ページ27
大介Side
移植による拒否反応がでてた翔太は自分の方が辛いのに俺が熱出して下がらなかったのが自分のせいだと辰にぃにも泣きついてたそうだ。
翔太は体力が落ちてる上に泣いて、拒否反応の嘔吐が重なり軽いパニックになり話せる状況じゃなかった。
落ち着いて来た頃に翔太に話したけどやっぱり思い詰めちゃったみたいでそれ以来、たまにしか頼ってこなくなった。
逆に俺にとっては頼って貰えないのがストレスだからな、、
大介「翔太、頼っていいんだよ？」
翔太「大丈夫…だからッ」
と言ってまた布団の中に潜ってしまった。
学校に電話してから様子見るか。
下に降りるともう学生組は居なかった。
電話して早く戻らないと見る限り相当前から我慢してた感じだったし、、
ガチャ
大介「照どうした？」
リビングの扉が開いたかと思えば照で
照「水飲みに来た」
大介「そう言うことね、目眩は大丈夫だった？」
照「大丈夫だよ
だから、翔太の所に着いてあげて
何かあったら電話で呼ぶから」
大介「まだ完全に治ったわけじゃないのにごめんね」
照「いいから、早く行ってあげて？」
大介「ありがとう、照もすぐ部屋戻ってよ？」
照「分かってるって笑」
タオルとか必要な物を手に翔太の部屋に戻るともぬけの殻。
階段降りてる音しなかったし2階のトイレに行ったのかな。
トイレの前まで行くと中から唸っているような声が聞こえてくる。
翔太「…んっ…ﾊｧ…ﾊｧｯ…」
大介「翔太、大丈夫？」
翔太「大…ｯ…丈…夫…ﾊｧ」
大介「心配だから開けて？
翔太が頼ってくること迷惑なんて思ってないし、むしろ頼って貰えないと翔太のお兄ちゃん出来てないんだって悔しくなる。」
翔太「ごめ…ﾊｧ…ね…」
ｶﾞﾁｬ
大介「ありがとう、入るね？」
中に入るとこれでもかってくらい背中を丸めて前かがみの翔太がいた。
大介「辛かったね」
相当下しちゃってるのかお腹がギュルギュルと音を立てている。
翔太「ﾊｧﾊｧｯ…ｯﾝ…ﾊｧ…ﾝﾝｯ」
大介「焦らないで、ゆっくり呼吸しな？
吐き気はない？」
翔太「…ﾊｧ…ちょ…ある…ﾊｧﾊｧ」
大介「これ当てときな？
そこに吐いちゃっても大丈夫だからね」
ぎゅっとタオルを握り口を抑えて深呼吸をする翔太の背中を摩る。
大介「お腹に力入れないよ？」
翔太「ｯ…ﾝｯ…ﾊｧﾊｧ…ｵｪｯ…」
少しタオルに戻してしまったから持って来ていたガーグルベースンを口に当ててあげる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
納豆ジュース(プロフ) - 初めまして。リクエスト勝手に失礼します。もし良ければなのですが康二君の話も読んでみたいです。待っていますので是非時間があればよろしくお願いします。 (2021年4月3日 9時) (
レス) id: c1de26f1cf (このIDを非表示/違反報告)
せら - 小児科のお話大好きです！！！楽しみにしています！！！頑張ってください！ (2020年12月22日 11時) (レス) id: 644e6bb056 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - はじめまして！いつも更新楽しみにします！リクエストなのですが、康二の病気が再発するなど康二の体調不良のお話も読んで見たいです！ぜひよろしくお願いします。 (2020年10月21日 21時) (レス) id: 4db9be7212 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 楽しみにみてます。阿部ちゃん喘息我慢して悪化する感じみたいです。お時間があればお願いします (2020年10月8日 18時) (レス) id: 137beba8ce (このIDを非表示/違反報告)
おむしゅが(プロフ) - ぴっぴさん» 見ていただきありがとうございます！もう少ししたらひーくんの体調不良も出てくるので少々お待ちください(^^) (2020年7月10日 20時) (レス) id: 9efe67942b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おむしゅが | 作成日時：2020年6月23日 1時
