すのスノふぁみりー

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辰哉Side

今日はお昼からの出勤だから学生たちを送り出して、洗濯物を回す。
9人分あるからほんとに大変。
いつもやってくれる涼太や康二に感謝だな。

辰哉「よし、終わり」

ベランダに9人分の洗濯物を吊るし終えリビングに向かう。
誰もいない家とか久しぶりだな。
体調崩して学校休んでたりしたからな

辰哉「そろそろ行くか」

『22時には帰ります。辰哉』ってメモを残し仕事場へ向かう
車の免許は持ってないからバスで仕事場である病院へと向かった。

大介Side

大介「ただいまー！って誰もいないか笑」

今日は2コマしかなくてバイトもなかったから友達と秋葉原を回って帰ってきても一番乗りだった。
時計を見ればまだ14時過ぎ
嫁でも見て学生組が帰ってくるの待ちますか！
リビングのテレビをつけ、自室から取ってきたディスクをDVDプレイヤーに入れ再生する

気づけばもう16時過ぎで中学生の2人が帰ってくる時間。
外からは小中学生の話し声が聞こえてくる

大介「蓮とラウールももうそろそろかな」

外からラウと蓮の話し声が聞こえてきた

ガチャ

玄関が空いたのを確認して向かうと「ただいま」じゃなくて2人で何か話してて、

ラウ「蓮くん、何か隠してるでしょ？」
蓮「…ないよ…っ！」

大介「おかえり、ちょっ蓮？？」

カバンを玄関に置いたまま走って行っちゃって

ラウ「蓮くん！！！ｹﾞﾎｹﾞﾎ…」
大介「ラウも大丈夫？」

背中を摩ってあげるけど一向に治まらない咳。
廊下を見るとトイレのドアが空いてるからもしかしたら蓮吐いてるのかも

ラウ「ｹﾞﾎ…ﾊｧ…ｹﾞﾎｹﾞﾎ」
大介「どうしよ…」

ガチャ

照「ただいまってどうしたの？」
大介「照いい所に！ラウが喘息の発作でかかってるから吸入お願い」
照「え、分かった」

帰ってきた照と亮平にラウを任せて蓮の元へ向かう。

大介「蓮、入るよ？」
蓮「だい…ｵｪｯ…に…ｹﾞﾎｹﾞﾎ…ｵｪｪｯ」
大介「喋らなくてもいいよ、辛いね」

ずっと波打つ背中を摩ってあげるけど一向に治まらないみたい。

ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙ

尻ポケットに入ってたスマホを取り出すと辰にぃからの電話だった。

大介『もしもし、どうしたの？』
辰哉『蓮帰ってきてる？』
大介『さっき帰ってきて今吐いちゃってるんだよね』
辰哉『やっぱり？蓮さ昨日透析行ってないぽいんだよね。病院連れて来て欲しいんだけど』
大介『分かった。ラウールも喘息出てて辛そうだから連れてくわ』
辰哉『落ち着いたらでいいから』
大介『はーい』

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