すのスノふぁみりー

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涼太Side

朝ごはんを食べ終わって家から出た時に朝ごはんを食べる前にインスリンを打つのを忘れた事に気づいた。
先生から打ち忘れてたら早めに気づいたなら打ってって言われている。
まだ電車の時間まで時間があるから最寄り駅のトイレでインスリンを打つことにした。

涼太「ごめん、トイレ行ってくる」

照に断りを入れをいれトイレの個室に入る
スクバの中から昼食の時に使うインスリンのポーチを開くと今使いたいインスリン注射が入っていない

涼太「この前出してそのままだ…」

中身が無くなって交換し忘れていた。

涼太「症状が出ませんように…」

症状が出ないことを願うしか出来なかった

照「涼太、遅かったけど大丈夫？」
涼太「ごめん、並んでてさ」

全然並んでなかったけど嘘をついた
照のことだから知られたら強制送還だろうし

学校に着いたのはいいけどインスリンを打ってないせいで少し頭が痛い。
紛らわすために机に突っ伏して授業が始まるまで仮眠しようとしたけど頭痛が酷くなっただけで良くならなかった。

この時ちゃんと保健室に行ってれば良かったのかな。

翔太Side

学校に着いても謝れないまま朝のSHRが終わった。
少し前の席にいる涼太は机に突っ伏している
あの感じだと本当にインスリン打ってないのか？

嫌な雰囲気にさせてしまったのは俺だし涼太が苦しむのも嫌だ。
席から立ち上がった途端1時間目のチャイムがなり先生が入ってきた

「起立」

学級委員の合図で突っ伏してた涼太がゆっくり立ち上がる。

先生「じゃあ今日は中テストから始めるぞー」
生徒「えー」
先生「15分間勉強タイムをとるから満点目指せよ」

勉強している様に見えるけど時折手が止まり眉間を押えてる涼太
頭痛いのか…？
聞きたいけど話しかけれる距離ではない。

先生「じゃあ勉強タイムここまで、教科書類は机の中入れろ」

先生「じゃあ今から30分間な
よーい、始め」

真剣に解いたところで分からないから何となくで問題を埋め、ずっと涼太のことを見る
強く当たっちゃったけど俺の体のことを心配して言ってくれる涼太はすごくありがたい。

中テストが終わるまであと5分ぐらいって所で見回りしている先生に涼太が何か話している
話し終えたかと思うとフラフラと席を立って教室を出ていってしまった

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