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23. ページ25

魘夢side




無「お前に拒否する権利はない
私が”正しい”と言ったことが”正しい”のだ」

無「お前は私に指図した

…死に値する」

轆「ッ………」


下弦の弐が殺された。

そして無惨様は俺へと視線を移す。


無「最期に言い残すことは?」


最期に、かぁ……
そうだなぁ、そうだなぁ…


魘「そうですね…」


思わず、頬が緩むのが分かる。
俺は続けてこう言った。


魘「私は夢見心地で御座います…

貴方様直々に手を下して戴けること…
他の鬼たちの断末魔を聞けて楽しかった
幸せでしたぁ…」

無惨様の顔色は変わらない。


魘「人の不幸や苦しみを見るのが大好きなので
夢に見る程好きなので…

私を最後まで残してくださってありがとう」

冷徹な無惨様の視線が突き刺さるのを感じる。
無惨様に見惚れていたその時、左から何かが迫る気配を感じた。


ドギュッ

魘「あ………」


ドクン ドクンッ…


魘「ガァッ ア”ッ ァ ア”…」


無「気に入った…
私の血をふんだんに分けてやろう」

魘「ガハッ…!」

無惨様の血が、俺の身体に流れて、来る…
血管が膨張し、ざわつき始め体内で無惨様の血が暴れるのを細胞で感じた。

無「ただしお前は血の量に耐えきれず死ぬかもしれない…だが”順応”できたならば

更なる強さを手に入れるだろう…」

魘「…ゴフッ… ゲホッ…」


無「そして私の役に立て
鬼狩りの柱を殺せ…

耳に花札のような飾りを付けた鬼狩りを殺せば…もっと血を分けてやる」


それを最後に、無惨様はこの場を去った。

頭が、割れるように痛い。
無惨様の血が体内を巡っている。


べん べん

べべんッ…


ドッ


…何だ?何か見える…
無惨様の血と共に流れ込んでくる…

…鬼狩りの、子供…?


魘「うふ…うふふ…

柱と この子供を殺せばもっと血を戴ける…
夢見心地だ……!!」


…より強力な、鬼となり…
Aを手に入れる為の作戦が、捗るッ…


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もん - とても面白いですっ!!魘夢君好きにはたまらないですね!? (2020年10月22日 17時) (レス) id: d3b3bddaab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小鳥遊未來 | 作成日時:2019年11月25日 21時

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