6. ページ6
.
.
『 ねぇ、カップルシートなの 。意味分かんないんだけど、帰りたいんだけど 』
「 始まるから、静かにして 」
映画を観ようと都内をウロチョロしてた私。
映画館に入ろうとした時、吉沢と偶然会った。
コイツはストーカーなのかと思ったくらいだが、何故か一緒に映画を観ることに。
今座っているのは普通の席ではなくカップル専用のもの。
オカシイ。
初めにある広告を真剣に観る彼。
.
「 怖い 」
『 だからって、手繋がないでよ 』
選んだのはホラー映画
「 うぁっ 」
ビビるのは彼ばっか。 そこまで、ホラー系は苦手じゃない私。強く手を握られる
『 手汗出てきそう 』
「 怖くないの? 」
『 怖いけど、ふつー 』
「 可笑しいよ 」
いや、この状況がなと突っ込みたくなったがやめておいた
側から見たら、どんなカップルなんだろうか。
.
「 あぁぁ、怖かった 」
『 ビビり過ぎ 』
映画が終わり席で伸びをする吉沢
「 あ、手離しちゃった 」
『 一生繋がないで 』
「 やだ、 ほら行くよ 」
そう言って離れた手をまた繋いでくる
『 え、この後も一緒に行動するの?』
「 当たり前じゃん。何言ってんの 」
…だそうですよ、奥さん。
206人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
bymylv(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!更新楽しみにしています! (2018年10月28日 12時) (レス) id: f690e3783b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もづく | 作成日時:2018年10月26日 21時