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「おつかれさまでした」

数日後、23時のシフトが終わり店長たちに挨拶をしてコンビニを後にした。
家までは歩きで20分、もう慣れた平坦な道。普段通り歩いていると少し遠く先に末澤くんらしき男性が横断歩道の信号で青になるのを待っていたのが見えた。

ちょっと、声をかけようかと思って体を前のめりすると彼の横にはかわいい女の子が笑顔になって立っていた。
こちらからするとまるで恋人のような仲良さそうな雰囲気。

ちょっと唖然としてボーっとしたら車と入れ違いで彼等は居なくなっていた。

「 …だよね、気の所為気の所為…。」

と自分に言い聞かせてまた家までの道を歩き直す。
家に着くとLINEが来ていて開いてみると末澤くんだった。

" 迎えに行けなくてごめんな寝てて今起きてしまったわ(笑) "

そんな内容で、なぜかちょっぴり安堵して「大丈夫、ありがとう。今帰ったよ。」

そう返事を返しといた。

なんか、よしくん以外の男の人のLINEが入ってるのも私からしては珍しくてほかの友だちは女友達やバイトの友達とかが多い。

その後は明日の準備しながらお風呂入るなりなんなりして1時前後に眠った。