＿ ページ29
yt side
寝ているガリさんの唇を奪ったあの日から
なんだか気まずくてガリさんと話せないし目も合わせられない
ガリさんに話しかけられても一言で済ますか首を振って済ますかで
なんだか変に意識してしまっていた
今日も稽古があってその途中の休憩で
携帯が短く震えた
ふとそちらに目を向けると
一通のメールが来ていた
ガリさん楽屋来て
送り主の名前に唾を飲み込む
あれ、俺何かやらかしたっけ。
来た4文字からは何を伝えたいのかわからなかったけれど
呼ばれたからには行かない訳にも行かないので
重い足取りで楽屋へ向かった
楽屋の前につき扉を開ければ
ガリさんはソファーの肘掛に足を組んで座っていた
俺を見るなり立ち上がって俺の腕を引っ張り身体を密着させるとまっすぐな目で見つめてきた
sy「優斗、好きだよ。」
すると腕にあった手が後頭部に移動しぐいっと顔を寄せられたかと思えば唇に柔らかい感触がした
突然のことに身体は動かず目を見開いて固まっていれば
角度を変えて何度も噛むように俺の唇を味わい始めた
だんだんと苦しくなってきて酸素を取り入れるため口を開けば
すぐさま舌が侵入してきて舌を絡め取られた
本当に高校生なのかってくらいうまくて、頭がふわふわとして視界は涙によって滲んできた
yt「ちょ、ガリさ、っ…ん」
さすがに苦しくなってきてガリさんの胸元を叩いたら素直に離してくれた
力が抜けてガリさんの腕に倒れると俺の身体を抱え込むように支えた
息を整えてからできる限り身体を起こして滲む視界の中ガリさんを見つめる
yt「…っなんで、」
sy「何が？」
yt「嫌なんでしょ、男と付き合うの、」
sy「んー。そんなん言ったっけ。」
yt「…はぁっ？」
するとガリさんは俺の頬を両手で包み顔を覗き込んだ
見つめた後少し微笑み口を開いた
sy「俺、優斗なら付き合える。」
「てか好きなのかも。優斗が。」
yt「…え？」
sy「俺と付き合ってくれる？」
その言葉に流れそうな涙を耐えながら大きく頷けば
ガリさんはふにゃっと微笑みまた俺の唇を奪った
fin.
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樹(プロフ) - いえいえ〜。ありがとうございました。 (2021年3月29日 8時) (
レス) id: 493b02bd6e (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉ﾄﾝﾎﾞ(プロフ) - 樹さん» リクエストして頂いたお話移行先の方に投稿させて頂きました!遅くなってしまい申し訳ありません汗 (2021年3月29日 2時) (レス) id: 9229141df0 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉ﾄﾝﾎﾞ(プロフ) - 桔梗さん» リクエストして頂いたお話移行先の方に投稿させて頂きました!遅くなってしまい申し訳ありません汗 (2021年3月29日 1時) (レス) id: 9229141df0 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉ﾄﾝﾎﾞ(プロフ) - ぴょんさん» こちらこそ!リクエストありがとうございました~ お気に召して頂いた様で何よりです^^* (2021年3月27日 0時) (レス) id: 9229141df0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん - ありがとうございます〜！ytかわいい（泣）またリクエストさせて頂きます！ (2021年3月26日 23時) (レス) id: 65db10016a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜻蛉ﾄﾝﾎﾞ | 作成日時：2021年3月1日 0時
