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仕事が終わり、無意識にいつもより急いで準備している自分に気がつく。
「気をつけて帰んなよ？」
きっと全てをわかっている涼太は穏やかに片付けをしながら俺にそういった。
「はいはーい。」
「話はきちんと聞くこと。」
少し真剣な目でそう言われる。
ルンルン気分が勝っていた気持ちに何かが覆いかぶさったような気がした。
そう、2人が大変なことと受け止めている、Aが涼太の家に行った理由。
それを、俺はまだ知らない。
ずっと知りたくて2人から探り探り聞いても、核心に触れることはできなかった。
「わかった。」
真剣に返す。
片付けを終え、楽屋を出る。
「あれ？翔太もう帰んの？早いね！」
たまたま廊下に出ていたふっかにそう言われた。
「ちょっとね！」
「そっか！バイバーイ。」
そう手を振ってくる。
俺も軽く振り返した。
「舘さん準備できたー？」
そんなのんきな声を背中に、足早に帰路に着いた。
家の近くのコンビニに目が止まる。
その時スタスタと外に出てきたのは、Aだった。
「A！」
少し自分でもびっくりするくらい大きな声で呼んだ。
案の定Aも驚いて一瞬ピクッと跳ねる。
声で誰だかわかったのか、少しいたずらっぽい笑顔で振り向く。
その笑顔に向かって駆け寄った。
「ちょっとぶり。」
ふふふ、と笑いながらそう言うA。
「炭酸。買ったから家で飲もう？」
"酒がいい"そう言いそうになるのを、はっと抑えた。
そう、今日は大切な話がある日。
アルコールを体内に流し込んでいる場合ではない。
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M(-_^)(プロフ) - るりさん» コメント嬉しいです！ありがとうございます！私も正直どうしよう…ってなってます笑雑にならないように話を集結させられるといいなと思ってます笑 (2016年1月21日 17時) (
レス) id: 797071de89 (このIDを非表示/違反報告)
るり - すごく続きが気になります！渡辺くん大好きなのでくっついて欲しいけどももどかしい笑。 (2016年1月21日 1時) (レス) id: 8f50ccf5d4 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる＊(プロフ) - すのの小説あまり無いのですごく嬉しいです！更新楽しみにしています！がんばってください( ´∪` ) (2016年1月4日 19時) (レス) id: dc5f2b8521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M(-_^) | 作成日時：2015年12月1日 2時
