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翌朝。
会社が休みの私は10:00ごろに起きて、家を出る準備をしていた。
あえて、すべて持って帰るのではなく、必要最低限のものだけを少し大きめの鞄に詰めた。
今日はお昼から公演があって、その前に他の仕事もあるらしく、涼太は6:00ごろに家を出た。
ということは、翔太ももう家を出ているはずだからと、まだお昼少し過ぎたくらいだが、家を出ることにした。
「しばらくの間、行ってきます。」
誰もいない部屋にそう言った。
エレベーターホールでエレベーターを待っていると、携帯が鳴ったのに気がついた。
千佳だった。
「はーい、もしもし?」
"A〜、休み暇すぎるから少し出かけない?"
私は手元の少し大きな鞄を見つめ、千佳にことの事情を話した。
すると、車で駅前まで迎えに来てくれると言うので、そのまま出かけることになった。
「まさか、こんな重大事件になっちゃうなんて思わなかったよ〜、翔太くんの事私が伝えたせいだよね〜、宮舘さんに頭上がらないわ〜。」
会社の時より少しメイクの濃い千佳は相変わらずベラベラと喋っていた。
「まぁ、翔太があのままで週刊誌とかにとられちゃったらもっと涼太に頭上がらなくなってただろうし、千佳教えてくれてありがとう、千佳様々だよ。」
「…涼太。」
少しからかうような口調で言ってくる。
「ラブラブだね、お熱いね…」
この間彼氏と別れたばかりの千佳は遠い目をしていた。
「はいはい、安全運転お願いしますよー。」
私たちが向かう先は、渋谷。
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M(-_^)(プロフ) - るりさん» コメント嬉しいです!ありがとうございます!私も正直どうしよう…ってなってます笑雑にならないように話を集結させられるといいなと思ってます笑 (2016年1月21日 17時) (レス) id: 797071de89 (このIDを非表示/違反報告)
るり - すごく続きが気になります!渡辺くん大好きなのでくっついて欲しいけどももどかしい笑。 (2016年1月21日 1時) (レス) id: 8f50ccf5d4 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる*(プロフ) - すのの小説あまり無いのですごく嬉しいです!更新楽しみにしています!がんばってください( ´∪` ) (2016年1月4日 19時) (レス) id: dc5f2b8521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:M(-_^) | 作成日時:2015年12月1日 2時