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「Aちゃん、翔太にどんな話したの?」
ご飯を食べている時に宮舘さんに聞かれた。
「とりあえず、遊ぶのやめなって事はつたえたんだけど…なんか結局喧嘩っぽくなっちゃって。ダメですね〜なんかお互いにわからなくなっちゃってる感じで。」
「わからなくなっちゃってる?」
「なんとなくの接し方とか、言い方とか。」
宮舘さんは少し不思議そうな顔をしながらパスタを食べていた。
「翔太の様子がさ、もう明らかに変なんだ。」
心配そうな顔をしている。
「俺が突っ込んでいったらきっと機嫌損ねちゃうだけのような気もするし。」
ずっと心の中で思っていたことを言ってみた。
「私があの家に戻ったら、翔太も元に戻ったりするのかな…」
え…、と戸惑う声が聞こえたが話を続けた。
「やっぱりいざ家に行ってみて思ったけど、生活がすごく乱れてる感じがするし、翔太が変なのって少なからず私が家を出たことにも関係があるんじゃないかなって思って。」
「それに、なんで、宮舘さんの家に泊めてもらってるのかも話せてないし。」
フラッシュバックするあの日の夜の出来事。
でももう時間も経って、記憶はふわっとしたものになっていた。
宮舘さんは少し戸惑っているような表情をしていた。
その姿を見て、私は大きく息をはく。
「りょ、涼太!わ、私が好きなのは涼太だから!涼太におかえりって声かけると、すごく幸せ感じるし、まして合鍵で鍵開けるだけで嬉しいし、朝起きたら笑顔でキッチンに立ってるあなたが好き。これってきっと好きってことでしょう?」
そう問いかけるように、涼太の顔を見る。
「待って、そんなに突然涼太の大量生産と好きとか言われたらあの、えっと…」
涼太は下を向いているが、耳の先まで赤くなっているのが見えた。
それを見て私まで恥ずかしくなって、しばらくの間、2人して真っ赤になっていた。
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M(-_^)(プロフ) - るりさん» コメント嬉しいです!ありがとうございます!私も正直どうしよう…ってなってます笑雑にならないように話を集結させられるといいなと思ってます笑 (2016年1月21日 17時) (レス) id: 797071de89 (このIDを非表示/違反報告)
るり - すごく続きが気になります!渡辺くん大好きなのでくっついて欲しいけどももどかしい笑。 (2016年1月21日 1時) (レス) id: 8f50ccf5d4 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる*(プロフ) - すのの小説あまり無いのですごく嬉しいです!更新楽しみにしています!がんばってください( ´∪` ) (2016年1月4日 19時) (レス) id: dc5f2b8521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:M(-_^) | 作成日時:2015年12月1日 2時