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「おはよー。」
楽屋に入ると案の定既に涼太が椅子に座っていた。
涼太が振り返る。
「おはよ。」
今は舞台期間真っ只中。
楽屋は涼太との2人部屋だった。
「あ、さっきAから、電話きて、なんかよくわからないけど、Aの事よろしく。」
そう言いながら、自分のものが置いてあるあたりに荷物を降ろした。
「別に俺たち付き合ってるわけではないから。」
涼太の方を見ると鏡で髪のセットをしていた。
「へー、付き合ってないのに同棲とか涼太にしてもAにしても珍しいな。」
涼太は、そうかもね、と言いながら笑った。
きっと涼太は嘘をついていない。
Aはしばらくの間だけというのを強調してきたようにも思えた。
じゃあ、なんでだろう。
何か理由がなければこんな事になる2人ではないことは俺が1番分かっていた。
そう思いながら携帯を取り出すと一件の通知が入っていた。
高校の頃の同級生の女の子だ。
少し前からやたらと連絡が来るようになった。
俺はあえて時間を空けて返すようにしているが、どうも様子がおかしいのは薄々気がついていた。
「翔太ー、ちょっと来てー。」
楽屋の入り口から佐久間の声がした。
携帯を持って、楽屋を出た。
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M(-_^)(プロフ) - るりさん» コメント嬉しいです!ありがとうございます!私も正直どうしよう…ってなってます笑雑にならないように話を集結させられるといいなと思ってます笑 (2016年1月21日 17時) (レス) id: 797071de89 (このIDを非表示/違反報告)
るり - すごく続きが気になります!渡辺くん大好きなのでくっついて欲しいけどももどかしい笑。 (2016年1月21日 1時) (レス) id: 8f50ccf5d4 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる*(プロフ) - すのの小説あまり無いのですごく嬉しいです!更新楽しみにしています!がんばってください( ´∪` ) (2016年1月4日 19時) (レス) id: dc5f2b8521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:M(-_^) | 作成日時:2015年12月1日 2時