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その日、翔太はるんるんしながら家に帰ってきた。
そう、るんるんしすぎて口数が多くなりすぎてしまったのだ。
「Aもさ、自分のためにお金かけたほうがいいよ！ほら、ここの肌荒れとかも。」
そう言いながら私の肌を触る。
その時生理中だったこともあり、腹痛と腰痛とイライラが同時に襲ってきていた私は、その翔太の手を無理やり振り払った。
翔太はせっかくの楽しい気分をぶち壊されたと言わんばかりにソファーであからさまにすねていた。
まだ私たちは若かったから、仲直りの仕方をよくわかっていなかった。
会話をしなければしないほど、会話がないのに慣れれば慣れるほど戻りにくくなることくらい分かっていたのに。
そのまま約3週間が経った頃、翔太が女の人と歩きていたという目撃情報が出た。
ネットは信用しないようにと気を付けてはいるがその日はそわそわして眠ることができなくて、ダイニングテーブルで紅茶を飲みながら翔太を待っていた。
翔太ががちゃりと音を立てながら帰ってきた頃にはAM3:00を回っていた。
翔太は起きている私を見て驚いた声をあげた。
私は深く空気を吸い込んだ。
「遅かったね。」
翔太は少し気まずそうな顔をしながらコートをハンガーにかけていた。
「女？」
私はといつめるように質問をした。
翔太は勢いよく振り返りながら、
「いや、違」
そういいながら、ハンガーをハンガーラックにかけた。
「私たち、付き合ってるんだよね？」
私は不安と寂しさでボロボロと涙が流れ始めた。
「なんで！なんで翔太はそんなに平気そうなの！？私と会話しなくてもそんなに平気？あぁ、そうか、他にも女の子いるもんねぇ？今日はこんな時間まで六本木で女の子とパーティーナイト？」
「いや、Aマジで落ち着けって。」
そういいながら近づいてくる翔太に向かって、手近にあったクッションやらぬいぐるみやらを投げつける。
「こんなの付き合ってるって言わない！私が翔太としたかった生活ってこんなんじゃない！」
私は勢いよく財布と携帯だけ持って家を飛び出した。
前だけを見つめて走り、少し離れた公園で足を止め振り返る。
そこに翔太はいなかった。
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M(-_^)(プロフ) - るりさん» コメント嬉しいです！ありがとうございます！私も正直どうしよう…ってなってます笑雑にならないように話を集結させられるといいなと思ってます笑 (2016年1月21日 17時) (
レス) id: 797071de89 (このIDを非表示/違反報告)
るり - すごく続きが気になります！渡辺くん大好きなのでくっついて欲しいけどももどかしい笑。 (2016年1月21日 1時) (レス) id: 8f50ccf5d4 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる＊(プロフ) - すのの小説あまり無いのですごく嬉しいです！更新楽しみにしています！がんばってください( ´∪` ) (2016年1月4日 19時) (レス) id: dc5f2b8521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M(-_^) | 作成日時：2015年12月1日 2時
