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「翔太、これは私への嫌味？」
私は手にしている雑誌を翔太に向けながら尋ねる。
「え、なになに？」
わざと見えないふりをして目を細める仕草をする。
翔太が視力が悪くないことぐらいよくわかっていることなのに。
「裏太ももをプニっとつかめるくらいがいい。ってどこがAへの嫌味なの？」
翔太は雑誌から目を離し、再び手元の携帯に目線を戻した。
私も再び雑誌に視線を戻す。
「はぁ、長妻くんかっこいい！」
そういうと、横目でチラリと私を見てくる、翔太の目線を感じたが、気がつかないふりをした。
翔太はいつもそうだった。
付き合っている頃も、少し嫉妬して欲しくて他の男の子を褒めたりしてみても、軽く気にする程度で何も入ってきたことはない。
元々、束縛するタイプではないのは分かっているけれど、ここまで作戦が通じないことがあるかレベルに不発続きだ。
テーブルの上に置いてあった私の携帯が振動する。
無言で立ち上がり、ベランダに出た。
親友の千佳からの電話だった。
「もしもし、千佳？どうした？」
そう声をかけるとザワザワと言う音の中にかすかに人の声が聞こえるような音声が流れてきた。
「千佳ー、千佳ー」
とりあえず、電話の向こうに語りかけてみるが返事は聞こえず、電話を切って、LINEに切り替えた。
"どうした？"
既読がすぐつくことはなかった。
「なんだよー、電話してきたくせに。」
そう、ブツブツ言いながら部屋の中に戻ると、翔太は冷蔵庫を開けてお茶をカップに注いでいた。
「Aも、いる？」
少し軽く首を傾ける仕草は少しずるいと思いつつ、答える。
「いる。」
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M(-_^)(プロフ) - るりさん» コメント嬉しいです！ありがとうございます！私も正直どうしよう…ってなってます笑雑にならないように話を集結させられるといいなと思ってます笑 (2016年1月21日 17時) (
レス) id: 797071de89 (このIDを非表示/違反報告)
るり - すごく続きが気になります！渡辺くん大好きなのでくっついて欲しいけどももどかしい笑。 (2016年1月21日 1時) (レス) id: 8f50ccf5d4 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる＊(プロフ) - すのの小説あまり無いのですごく嬉しいです！更新楽しみにしています！がんばってください( ´∪` ) (2016年1月4日 19時) (レス) id: dc5f2b8521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M(-_^) | 作成日時：2015年12月1日 2時
