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ジョングク「本当は付き合ってんのかな」
大会当日、
ジョングクはそんな言葉を漏らした
彼の視線の先を追うと
テヒョン先輩の隣に座るパクさんの姿
2人の様子が気になるジョングクが
試合に集中なんて出来るわけがない
“どうして彼の邪魔するのよ・・・”
これまでの頑張りを
一番近くで見ていたからこそ
今日だけは勘弁して欲しかった
“ジョングク「・・・パク」”
“『あ、あの・・・私、』”
どうしてテヒョン先輩といるのよ
本当に応援する気あるの?
“ユルヒ「行こう?」”
“ジョングク「・・・・あぁ・・」”
一刻も早くジョングクを連れ出したかった
“ユルヒ「ねぇ、次決勝だよ?大丈夫?」”
“ジョングク「うん」”
手拭いを巻きながらも
彼の視線は観客席に向いていた
“ジョングク「俺もまだまだだな」”
“ユルヒ「え?」”
“ジョングク「大事な場面なのに
パクが気になってしょうがないや」”
“ユルヒ「・・・ジョングク」”
彼が好きなのは彼女だけ
好きって痛いよね、
すごくわかる・・・私も痛いよ
でももうあと1試合で終わるよ、ジョングク
“ユルヒ「ねぇ?こうしない?
勝った自分へのご褒美なんてどうかな」”
“ジョングク「え?どうゆう事?」”
“ユルヒ「勝ったらパクさんを迎えに行く」”
“ジョングク「は?」”
“ユルヒ「テヒョン先輩に
俺の彼女ですからって言って迎えに行くの」”
私にはこんな事しか出来ない
“ジョングク「ははっそれいいな」”
そう笑ったんだけど
彼は惜しくも試合に負けてしまった
この時までは
ただの噂って思ってたんだけど・・・
“ジョングク「・・・・・」”
試合後に観客席で泣いてる彼女と
それを慰めるテヒョン先輩を見たジョングクは
唇を噛みしめて、1人佇んでいた
それを見て私・・・噂じゃなくて、
実は・・・・・・
本当なんじゃないかと・・思っちゃったんだよね
それはジョングクも同じなんだと思う
“ジョングク「・・・なにそれ」”
彼は唇を噛みしめる
試合の終わった会場には
ジョングクの敗北の悔しさと
想いのやりきれなさだけが宙に浮いていた
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87 - 最近この話を読んだ者です。本当に感動しました!グクとのカレカノ編みたいなのも読んでみたいです! (2018年7月8日 9時) (レス) id: be50aff81b (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - テテペンです!感動しました!!でも、テテがなんかかわいそうな気がしましたw (2017年10月27日 1時) (レス) id: 394e8470e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - みんちさん» ありがたいコメントをありがとうございます!私なんぞにお優しいお言葉を下さり、感激で胸が・・・うっうっTT 完全な素人作品ですがお気に召していただけて光栄です!またみんちさんに読んでいただけるようなお話を書きたいです! (2016年11月16日 11時) (レス) id: 343f35885f (このIDを非表示/違反報告)
みんち(プロフ) - ちゃいさん是非小説家になりましょう!wwww 本当に感動作品です!素敵なお話でした (2016年11月15日 18時) (レス) id: fce98acc68 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - lunaさん» いつもコメント本当にありがとうございます!こうして励ましのお言葉いただけて毎回の如く泣いてますTT 生意気ジョングクの時の事も覚えてていただけて嬉しいですー!また楽しんでいただけるお話をこれからも頑張ってお届けします(まずは修行ですかね) (2016年5月16日 17時) (レス) id: c01c8f472f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃい | 作成日時:2016年2月6日 0時