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・
『･･･ぇ、な、んで』
目の前の光景が理解できなかった
本当なら今頃、
私の指を光らせていた石は夜空に消え
ﾃﾋｮﾝ｢･･･っく、はぁはぁ｣
テヒョンは苦しそうに顔を歪めて
膝に手をついて下唇をギュウッと噛む
『･･テ、ヒョン･･･？』
彼を初めて遠いと感じた
同時にこの粉雪の中に
テヒョンが消えてしまうんじゃないかと
錯覚するくらいに、
ﾃﾋｮﾝ｢･･･だめ、俺には出来ない｣
私とテヒョンは･･･遠かった
『･･え？』
“出来ない”って･･なに？
ﾃﾋｮﾝ｢見て見ぬふりは出来ないし、
知っちゃったのに知らないふりも出来ない｣
テヒョンは膝に手をついたまま
目を合わさずそのまま続ける
ﾃﾋｮﾝ｢･･･あいつ、本当はっ
別れたいなんて思ってなかった
Aの事が･･･っ
好きで好きでしょうがなかったんだ｣
『え･･ちょっと待って
テヒョン何言っ』
ﾃﾋｮﾝ｢ジョングクだよ｣
テヒョンから飛び出す過去の名前
『っっ』
その名前を聞いて
呼吸はヒュッと音を立てて止まり、
ﾃﾋｮﾝ｢ジョングクはずっとAを想ってた｣
テヒョンの涙目が私を見る
ﾃﾋｮﾝ｢それなのに･･それなのに
それを壊したのは･･･俺なんだっ｣
『･･ねぇ、待って･･･どうゆう事？
何言ってるのか、わかんないよ』
テヒョンの言ってる意味が理解出来ない
涙の層はどんどん厚くなって
今にも溢れてしまいそう
ﾃﾋｮﾝ｢Aとジョングクは
あの時、別れるべきじゃなかったんだよ
ごめん･･全部っ、俺のせいなんだ｣
つい数十秒前
彼は私にずっと一緒にいようと言ったのに
今は･･･私を突き放そうとしているように見える
多分･･･
彼が目を伏せたのは溢れるのを誤魔化すためで、
ﾃﾋｮﾝ｢それなのに･･･
俺、何も知らないふりして
Aと一緒には、いられないやっ｣
私にはそれをどうすることも出来ずに
ただ･･･・見ている事しか出来なかった
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87 - 最近この話を読んだ者です。本当に感動しました！グクとのカレカノ編みたいなのも読んでみたいです！ (2018年7月8日 9時) (
レス) id: be50aff81b (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - テテペンです！感動しました！！でも、テテがなんかかわいそうな気がしましたw (2017年10月27日 1時) (レス) id: 394e8470e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - みんちさん» ありがたいコメントをありがとうございます！私なんぞにお優しいお言葉を下さり、感激で胸が･･･うっうっTT 完全な素人作品ですがお気に召していただけて光栄です！またみんちさんに読んでいただけるようなお話を書きたいです！ (2016年11月16日 11時) (レス) id: 343f35885f (このIDを非表示/違反報告)
みんち(プロフ) - ちゃいさん是非小説家になりましょう！wwww 本当に感動作品です！素敵なお話でした (2016年11月15日 18時) (レス) id: fce98acc68 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - lunaさん» いつもコメント本当にありがとうございます！こうして励ましのお言葉いただけて毎回の如く泣いてますTT 生意気ジョングクの時の事も覚えてていただけて嬉しいですー！また楽しんでいただけるお話をこれからも頑張ってお届けします(まずは修行ですかね) (2016年5月16日 17時) (レス) id: c01c8f472f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2016年2月6日 0時
