腹黒彼氏の恋人疑惑は本当です Ⅰ (ページ24)

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【プロポーズ】ページ24

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『＿ん…とも、？』

「あ、おはよ、調子どう？マシになった？」
『うん、薬も効いてきたみたい』
「良かった、それにしても随分幸せそうだったけど」
『んー‥多分付き合うきっかけ？見てたと思う、よく覚えてないけどそんな感じ』

「だから幸せそうだったんだね」

私の頭を撫でながら呟く彼に微笑む、そして起き上がり冷たくなってしまったココアを飲む、冷たいけど美味しい、コップを置いて自分で入れ直そうと立ち上がったその時手首を掴まれて無言の彼に見つめられる

『とも？どうしたの？』

「……あのさ、俺Aのこと愛してる」
『え？私も愛してるよ？突然どうしたの』
「こう言うのって形大事だけど、何か改まってサプライズとかすると絶対A気付くからもう直球で言うね？幸せにしてみせるから＿

＿俺と結婚して下さい」

『……え、？』

ぷ、プロポーズだよね、？
彼の真剣な目が嘘ではないと伝えてくる、突然過ぎて頭が追い付かない、一度ソファに座り直して彼の目を見て何故プロポーズしようと思ったのか聞いた、正直嬉しい、だけど彼が無理していないか心配、、

『お母様に急かされた？自分達のペースでいくもんだから無理しないで』

「お義母さんにはきっかけを貰っただけ、それで考えて、、もう俺にはAが居ない人生なんて耐えられない、Aが傍に居るのが自然と当たり前になってることに気付いてね、そう思い始めたらどんどん欲望が溢れてきて…結婚したいってなったの、説明下手だけど本気だから真剣に考えて返事が欲しい、焦ってる訳じゃなくてただAと他人が見ても分かる繋がりが欲しいだけなんだ」

彼はそう言うと私の左手を掴んで薬指にキスを落とす、そして指輪をゆっくりとはめた、シンプルな婚約指輪、それに胸が高鳴り我慢出来なくなった私は彼に思い切り抱き着いた

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