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「…今日も、ない」
突然だった。
純喜くんから一切カトクの返信が無くなって
もう3日が経つ。
今までは遅くても1日に1回のやり取りをするくらいだったのに。
SNSを見ると、姿は見れる。
多分忙しいんだろう…でもすごく不安だった。
トークを見返しては
何か変なこと言っちゃったかなって。
でも至って普通。
お仕事がんばってね、を最後に返信が無い。
拓実くん達に聞きたくても
連絡先を持っているのは純喜くんだけだし、
社長に聞くのはさすがに気が引ける。
毎日不安で、夜まで返信を待っちゃって、
寝不足が続いてる。
あんまり食欲もなくて、この数日で2キロも落ちた。
EB「……A」
「…」
EB「話さなくてもいい、けどみんな心配してる。お願いだからご飯だけはちゃんと食べて。ね？」
そう言って帰り際に、
大量の食べ物が入った袋を渡された。
家に着いて中身をよく見れば、
それぞれにメッセージが書いてあった。
有り難さと申し訳なさと
押し寄せる純喜くんへの不安で涙が止まらなかった。
" 何かあったらすぐに言って "
" 泣き虫なんやから、もう一人で泣くな "
あの時言ってくれた言葉を信じてない訳じゃないけど
怖くて何も言えなかった。
そして1週間が経つ。
もう、SNSで彼を調べることもしなくなった。
というか何に関しても気力がない。
毎日 淡々と仕事だけをして帰る日々。
純喜くん、向こうで好きな人ができたのかな。
もしかして私に話してくれない
メイクさんだったりする？
モヤッとする私の悪い心。
だってよく考えれば、別に純喜くんは悪いことないもの
私たちは恋人同士じゃないし、
誰を好きになるのも自由。
友達なんだから少しくらい返信遅くても気にすることじゃない
なんて言い聞かせても、
もう思い上がって勘違いしてる私の心は
そう簡単に言い聞かせられない。
もう今日は疲れた。
メイクを落とすのもめんどくさいし
そのまま寝てやろうと、ベットに寝転び目を閉じた時
〜〜〜 ♪ 〜〜〜 ♪
「…っ、」
" 준키からの着信 "
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作者名：ナビ | 作成日時：2021年9月10日 18時
