キラキラお目々な美少年に転生したよ【鬼滅の刃】

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そんな生活から数ヶ月。
相変わらず辛い修行にヘロヘロになりながらも昼飯を食べている時だった。
最近は頻繁に出掛けるようになった獪岳が勢いよく家に帰ってきた。


(こんなに焦ってるなんて、珍しいな)


その勢いのまま柱を呼んでくれとじいちゃんに頼んでいる獪岳。
柱？柱って、あのすっごく強いって言う柱の事だよね？？

あの鬼によく似た鬼が出たらしいと話していたが、相変わらず俺には何の話か分からなかった。
それでも、珍しく獪岳から喜びの音がしたから、いい事なんだろうけど。





その日の夕方、じいちゃんが俺に話してくれた。
俺にはもう1人兄弟子がいる事。
半年前に鬼と戦い、血鬼術で姿を消してしまった事。
鬼を倒し、血鬼術を解く為に今までその鬼を探し続けてきた事。
そして今日、その鬼によく似た鬼が見つかり、柱を呼んで退治しに行くという事。


「そっか、それはよかったね。その人無事ならいいね！」


そう言うとじいちゃんからも少し嬉しそうな音がした。
あの気難しい獪岳からこんなにも好かれているなんて、もう1人の俺の兄弟子とやらはどんな人なんだろうか。

じいちゃんに、その人の名前を聞いて驚いた。
いや、驚いたなんてもんじゃない。
だって、その名前は…。







「Aという、善逸と大して歳の変わらない優しい子じゃ」







俺のよく知っている、大切な人の名前だった。





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