キラキラお目々な美少年に転生したよ【鬼滅の刃】

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「無惨くん、無惨くん。ご飯はちゃんと食べないとダメだよ」

「五月蝿い。Aが私の分も食べればいいだろう。お前は私より小さいではないか」



こんな会話ができる程度には、彼と仲良くなってしまった。

元の時代に帰れる気配は未だなく、数週間を彼の部屋で過ごした。

お互い自己紹介をした後は敬語はいらんと言われ普通に話す様になった。
初めて女中さんに会った時はとても驚かれたけど、無惨くんが説明と両親には内緒にする様にと言ってくれたから問題はなかった。…ないかなぁ？(まぁいいや)


今の彼は全ての元凶の鬼である鬼舞辻無惨とは別人の様だった。
すぐ怒るし、脅してくるけど、俺と話す時は良く笑う普通の人間だ。
お医者さんが来た時はとても機嫌が悪く、物に当たる事も何度かあった。でもそれは良くならない病への苛つきである事を俺は知っている。



「そんなことよりも、昨日の話の続きを聞かせろ」

「えっと、昨日は何の話だったっけ？」

「2人の姉妹が巨大な妖と出会った話だ。妹が行方不明になった所まで聞いた」


あぁ、となりのト○ロね。
無惨くんは暇だと言って、俺の話を良く聞きたがった。反応を見る限りジブリはお気に召したようだ。
続きを話し始めると、途端に大人しくなって聞き入る無惨くん。俺よりは年上だが、まだまだ子供なんだなぁと笑ってしまった。




さらに数ヶ月ほど経ちました。
まだ帰れそうにもないです。

一体どうすれば帰れるのか。
俺が思うには、俺を飛ばした鬼を退治すれば帰れる気がするのだが、生憎この時代にはその鬼はいない為どうする事もできない。あの時鬼は逃げると言っていたので、未だに逃げ続けているのだろう。

誰でもいいから早く退治して下さい！



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