キラキラお目々な美少年に転生したよ【鬼滅の刃】

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生まれた頃から体が弱かった。

20までには死ぬだろうと言われ実際病は良くなることはない。
両親は既に諦めていたが、それでも少しでも長く生きるれるように、苦痛が減るようにと様々な医者や薬を探してくれた。

死への恐怖に震えながら過ごしていた私だが、その日の夜はいつもと違った。




突然現れた気配に、最初は妖が現れたのかと思った。病で死ぬのではなく、妖に喰い殺されてしまうのか。
それもいいかもしれない。そう思い気配に向かって声をかける。

しかし私の問いに返ってきた答えは意外なものだった。

私よりも幼い声で言われた迷子という言葉は私が想像していたものとは違った。

思わず興味が湧いてしまい、その姿を見せる様に命令する。
最初は渋っていたが、人を呼ぶと脅すと面白いくらい簡単に近づいて来た。



そしてゆっくりと御簾を上げて現れたその姿に思わず息を呑んだ。




キラキラと月の光に照らされた瞳が虹色に輝く。
その煌めく瞳に似つかわしい幼いながらも美しい顔。


私を迎えにきた天からの使いなのかと、ありえない事を本気で考えてしまうほどの美しさだった。

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