【歌い手】獣人世界【男主】 (ページ21)

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「Aきらい...。」

『悪かったって。』

朝起きてからずっとこの調子のそらる

そろそろ機嫌を直して貰いたいところだが...

「あー、いぬさんがそらるくんいじめたんだー。」

『るす...。』

余計な事を...

「Aさんそらるさんのこといじめないでください！！そらるさんのこといじめるならぼくがかわりになります！」

ほらな、そらる大好きまふまふが本気にしただろ

それに今だと...

「え！？そらるさんのこといじめてるの！？」

「あー、やっぱりそういうひとだったんだー。」

「ん？え、あ、あっ、そうなんだー。」

近くにいたさかた達も反応してしまった

さかたも本気にしてる...

うらたは絶対わかってる癖に面白がってんな

くろは絶対分かってないからとりあえずうらたに合わせてんな

『まふまふ、さかた、俺はいじめてないぞ。代わりになる必要も無い。るす、あることないこと吹き込むな。そらる、本当に悪かった。けど今度からは1回で起きろよ？』

するとさかたとまふまふは安心したようでほっとしていた

そらるとるすは頬を膨らましていたが

『あ、そうだ。るす、お前にもこれやるよ。それと、今日はみんなで出掛けるぞ。』

俺がるすに渡したのはみんなと色違いの獣耳フード付きパーカー

色は紫

そして、るすのズボンはダメージジーンズの様なものだ

「お出掛け？」

まふまふが首を傾げる

『おう。お前らがきっと楽しめる所だよ。』

そう言うとみんなは嬉しそうにそわそわしていた