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イライラする。
彼女のあの表情も、それを至近距離で見ている彼にも。
それに対して余裕を持てない自分自身にも。
(二階堂大和の表情…)
彼の瞳は熱っぽく彼女を捉えている。紛れもなくあれは、彼女を"そういう目"で見ている視線だ。
「天くん、顔凄いよ」
「その呼び方辞めてもらえませんか。…どんな顔してますか？」
「少なくとも現代の天使ではないね」
名前呼びについては見事にスルーされ、そんな言葉を掛けられる。
否定するのも面倒臭くなってきて、その件は諦めた。
「…ほら、ボクたちの番ですよ。行きましょう」
カットが入り仲が良さそうに話す2人を見てまた苛立つ。
兆野さんがAに手を振る。それに気づいたAも彼女に手を振り返した。
その後、Aの視線はボクへと移った。
咄嗟に目を逸らしてしまう。彼女特有の、心の奥を見透かすようなコバルトブルーの瞳に見つめられると、この醜い嫉妬まで見透かされそうで怖かったからだった。
感じが悪かっただろうか。彼女は人の悪意に敏感だ。彼女の両親の件が解決してもその特性は治らなかった。
撮影が終わったら素直に謝ろうと決心し、撮影に臨んだ。
休憩に入ってすぐ、Aのもとへ駆けつけたが二階堂大和とかなり近い距離で話している。それは、キスをしていると言われても疑問を持たないほどの距離感だった。
「……なにしてるの」
自分でもかなり低い声が出たことに驚く。
気付いた時には、彼女の腕を引いて自分の腕の中に閉じ込めていた。
「…なに、って」
「言えないようなこと、してたの？」
彼女は人前でそんな事をするほど無防備じゃないことはわかっていた。
だからこそ、あんなに近い距離で彼と話していることに苛立った。
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ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» わー！！！ありがとうございます…！本当に悩んでいたのでありがたいです…！いつでもいくらでもリクエストお待ちしています〜！！本当にありがとうございます！！ (2020年6月11日 1時) (
レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - またリクエスト失礼してもよろしいでしょうか...？ 赤面 と いつもと違う髪型 をお願いしたいです、、ふたつも無理言ってすみません(汗) (2020年6月11日 1時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 夢巫女さん» わー！いつもありがとうございます！！迷走中ですが、これからも読んで下さると嬉しいです！！更新頑張ります！ (2020年6月4日 10時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
夢巫女 - こういう作品を待っていたっ！！最初の方から読んでいましたが、感謝を伝えたくて我慢できませんでした！これからも更新楽しみに待ってます！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: a86d07998f (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - ぽんさん» わあ…！ありがとうございます！！凄く嬉しいです！更新マイペースですがこれからもよろしくお願いします〜！！ (2020年5月26日 18時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年5月5日 23時
