笑 門 来 福 ２【HQ】【月島蛍】【山口忠】

デレる ページ28

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ご飯を食べた。



今日の月島家の夕食はハンバーグ。





私が小さい時大好きだったもの。





誕生日の日はいつもこれだった。





だからあの日の夕食もハンバーグ。





3人分のハンバーグとケーキをただひたすら食べた。





それからずっと両方とも食べてない。





見るだけでも思い出してたから。





作るのなんて無理だったし。





『…美味しい』





あぁ、また泣きそうだ。





なんでこんなに涙腺緩いんだろ。






壊れたんかな…私の涙腺。






「なんでまた泣きそうなの。ハンバーグ嫌い？」





『ううん。思い出しただけ。ハンバーグはとっても美味しい。ずっと食べてなかったから。』





「ふーん。」





『…ありがとう。月島くん。』






「なに急に」





『多分、月島くんがいなかったら、私もう限界だったと思う。』





「…」





『だから、助けてくれてありがとう。そばにいてくれてありがとう。』






「君が壊れたら山口が悲しむから。」






『うん』







「あと、」






『うん？』







「僕も悲しむ」






『…！？！？』






「…なに」






『デレた…』





「うるっさい」





『ごめん、ツッキー』←←






「…」






『その目やめて、無言が1番きついから』

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