500年前に落ちた影

注文 ページ12

『おばさん、よろしくお願いしますね』

食堂のおばさんに挨拶を済ませ、
注文口に立つ



今日のランチはAランチとBランチだそうだ
その他うどん、蕎麦、魚定食など、

今まで注文、調理、配膳、片付けなどを1人でやっていたおばさんに拍手を送りたい！

ドタドタドタ！！


こちらへ向かってくる沢山の足音

そんなに急がなくても食堂は逃げないぞっと

？｢おばさんAランチ1つ！｣
？｢僕はBランチ！｣
？｢僕はどっちも食べたいなぁ〜((ｼﾞｭﾙﾘ｣


扉を勢いよく開けたのは私より小さい3人組の男の子達とその他大勢のちびっ子達

注文口にいる私を見るなり失速し、

？｢あ、天女様だぁ〜｣
？｢うげっ｣
？｢......｣


立ち止まってしまった


『今日注文は私が取ります。話したくなければお昼ご飯食べられませんが、注文しないなら速やかに食堂から出てくださいね』


と釘をさしたら次々に(渋々だしなんなら目も合わせてくれないが)注文を取り、おばさんに伝える


おばさん曰くあの色は一年生だそうだ

その他にも二年〜六年までの特徴を教えて貰った

なんでも穴掘りと仕掛けの名人や、双子みたいにそっくりな生徒とか、ちなみに保健委員会というものは不幸委員会と言われてるらしい

私は寺子屋に通ったことがないからその保健委員会というものがなんなのかよく分からない、という話もした

そしたらおばさんは少し眉を下げ困ったような顔をしてしまった



そんなこんなでちょいちょい雑談を挟んだりしてたら先程まで騒がしかった食堂も静かになっており、生徒たちもほとんど居なくなっていた

そろそろ昼が終わる時刻らしい


片付けもしようとしたがおばさんに大丈夫だから、と言われそのまま事務の仕事に戻ることに





午後も秀作くんが面白くて飽きなかった









_____時は立ち１ヶ月後


え？日にちが進むのが早い？まあ小説ってそんなもんだよ(メタ)





その間も、｢どうして穴に落ちない｣だの、
｢今度は学園に何をするつもり｣だの
｢許さない｣だの
｢お前の作った飯は食わない｣だの(作ってるのは10割おばさん)
｢消えろ、殺してやる｣だの

付け回されたり、物騒な言葉を含め苦無や手裏剣が頻繁に飛んできたり
その都度上手く交わしたが、




さすがにしつこすぎる









で、そんなことはさておき







今日は学園長に呼ばれている



なんでも給料についてだとか

今日まで出掛けたりとか特にしてなかったので

貰った給料で町に行きたいと思う

間違いない→←□コソコソ噂話□

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