君の中から僕が消えた日

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先輩や後輩の視線が痛い。
大吾！と寄ってきたのは、
一個上の小瀧先輩。








望 「大吾、平気なん？」

西 「大丈夫っすよ！軽いんで」








ゆっくりと階段を降りて行く。
途中転びそうになったけど、
小瀧先輩が上手く支えてくれたおかげで
怪我はしなかった。









西 「ありがとうございました」

望 「いいえ、頑張れよ」

西 「はい…？」









よくわからんことを言われとったけど、
無視をする。

なんで無視するん？！とか言ってるけど
気にしないで歩き出す。



俺の首筋にかかる西宮ちゃんの吐息に
ドキドキがおさまらなくて。









西 「失礼します」









たまたま空いていたベッドの上にそっとおろす。
無理するなって言うとけばよかった、と今更ながら後悔する。

窓側のベッドのシーツは少しシワがあって
さっきまで西宮ちゃんがいたことを示しているかのようだった。





外には体育をするクラスがちらほら。









西 「よいしょ、と」









ベッドにおろしてから頭を撫でた。
心配させんな、と独り言のように呟いて
廉が来るのを待った。

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