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第12話 ただの幼なじみ ページ13
「──ヒロ!」
その声の主は、リオだ。
「リオ、どうしたの?」
「いや、ゼロが松田に何かされてないか心配で…」
松田への印象が以前より良くなったとしても、降谷に怪我を負わせた(というよりお互い様だが)ことに変わりはないため心配なのだ。
「大丈夫だよ。むしろ仲良くなってるし」
そう言って諸伏は、降谷たちを指さした。
「…ほんとだ」
「ね? だから心配いらないよ」
「うん、ありがとう。じゃあ、また」
リオは手を振りその場を離れた。
「ねぇねぇ、諸伏ちゃん。あの子って食堂でいつも一緒にいる子だよね。なになに〜どんな関係なのよ」
「た、ただの幼なじみだよ」
「へぇ〜」
整った顔をニヤニヤと緩ませながら訊く萩原に諸伏は吃りながら答えた。
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作者名:リオ | 作成日時:2023年3月31日 11時