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第11話 “零” ページ12
リオの松田に対する第一印象は、“降谷に怪我をさせた生意気なやつ“だ。
しかし、訓練などで協調性がなくとも周りに大きく貢献している松田を、少しずつだが尊敬するようになった。
教官が命に危機に陥ったときには、手先の器用さを活かして行動していたことも印象に残っている。
今は、みんなで掃除をしている。
「悪い松田…そっちのチリトリ貸してくれ!」
降谷が松田に手を差し出した。
「おうよ! その代わり後でちゃんと…返してく零!」
「つまらん2点!」
ダジャレを言った松田に厳しい判定を下した降谷だが、2人は仲良さそうに笑っている。
「すっかり仲良しになっちゃったなぁ、あの2人…」
「陣平ちゃんの親友の俺としてはちと、ジェラっちまうねぇ…」
後ろで諸伏景光と萩原研二がそう話す。
すると、別の教場のほうから聞き慣れた声がした。
「──ヒロ!」
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作者名:リオ | 作成日時:2023年3月31日 11時