検索窓
今日:43 hit、昨日:7 hit、合計:42,143 hit

File375 ページ28

Youside





安室と沖矢さんの会話を聞いてみればだいぶ揉めてる…?




「この場でそのハイネック、捲りたい衝動にかられていますが…今はやめておきましょう。…いずれ、また。」




「…あの!梓さん!」




「ん?なに?」





「っていうか、貴方梓さんじゃないですよね?
多分きっと…前に私の事Angelって呼んでた、あの…」




「言ったはずよ、蘭ちゃん。
それ以上こちら側に踏み込んではダメ。




貴方は私の宝物だから。




(…そう、この世でたった、二つのね…)」





私は陣平にバレないように外に出た。




「…ハァハァ…ちょっと、ちょっと待って!」





私は梓さんに化けた恐らく、ベルモット…その人に声を掛けた。
危険を承知なのはわかってはいたが…確かめなきゃ。





「貴方…梓さんじゃなく、ベルモット…」





「とっくにもう気づいていたようね。」





「…あの時、私に梓さんの苗字を聞いた時にピンと来たよ…
でもどうして?どうして貴方は私のことを知っていて…





Kittyと呼んでたの?どうして私の両親のこと…」





「ダメよ、Kitty。それ以上ここでは話ができない。」





声色を変えた梓…いや、ベルモットは元の声で私の傍に来た。





「私とこちら側に一歩踏み込むと言うのなら話は別…
貴方は思い出してはいけないわ。」





「ベルモット…?」





「…ほら、騎士様がお待ちよ…」






「えっ?…ゲッ…」





ベルモットが言う声の方向へ振り向けば、陣平の怖い顔が。





「おい、A!勝手にいなくなるな!」





「ご、ごめん…ちょっと気になることがあって…」





「気になることだぁ?」





私が後ろを振り向いたら、もうベルモットはそこにはいなかった。





「(貴方は私の親友の宝物でもあったのよ…
だからあの記憶を思い出せば貴方が一番悲しむ。





Hell Kitty…記憶を思い出すことがないように、祈るしかないわ。)」





最後、ベルモットがそんな事を思っていたなんて私は知る由もなく。





「あのなぁ、聞いてんのか?」






「え、あ、あぁ…だから本当にごめんって!」






「ったくよ…普通いるか?自ら奴らに接触するやつがよ。」






「ここにいる…」





「あ‪”‬っ?」





「…すみません…」






この後、陣平から暫くの間怒られました。

File376【さくらの思い出ヒロインGirl】→←File374



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
847人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

反町ゆうり(プロフ) - すいさん» リクエスト…ありがとうございます!感謝です!(泣)そのシーン今後考えてみようと思います!すい様こそお体に気をつけてください! (2022年11月8日 22時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - すいさん» 遅くなってすみません…(汗)漆黒の追跡者、わかりました!今度キリのいい所で更新していきます! (2022年11月8日 22時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 更新再開ものすごく嬉しいです😭😭😭リクエストなのですが漆黒の追跡者をお願いしたいです! (2022年11月8日 22時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年6月25日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。