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映画の時間10分前になって、



席に行くことに。



席は運がいいことに上のあたりの真ん中3つ並んでて


こーち先輩、あゆなちゃん、私の順で並ぶ。




映画が始まるとあゆなちゃんは主演のイケメンさんを


目をハートにして見てる。


可愛いなぁ。



終盤になって、


キスシーンが。


見てるこっちが恥ずかしくなって、

横に目をそらすとあゆなちゃんはぐっすり寝てた。



その横のこーち先輩もいつのまにか

こっちを向いてて


暗い中でも目が合ってるのが分かる。



キスシーンより、こっちの方がドキドキする。



急いで前に向き直す。


すると、もう映画が終わったのか

照明が明るくなった。


高「あゆ?終わったよ?」


あ「んー?



あれ?映画は?」


高「終わったよ?

あゆ途中で寝てたから」



あ「えー、

また見に行こ」


高「もういいよ笑

1年したらテレビであるよ」


あ「んー」


と拗ねてるあゆなちゃん。


映画館を出るともうあたりは暗くなってて


高「Aちゃん、今日はありがとね!」


あ「えーもう帰るの?」


高「うん、今日はここまで、


暗くなっちゃうでしょ?」



「あゆなちゃん、また遊ぼうね!


こーち先輩もありがとうございました!」


あ「あーあー、

Aちゃんがお姉ちゃんになってくれれば


ずっと遊べるのにー」



なんという爆弾発言。



高「…よし、Aちゃん、気をつけてね」


「はい!ありがとうございました!」


あ「ばいばーい!」


「ばいばーい!」



はぁ、次のバイトどうしよう。

10.→←8.



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作者名:海の前のポニョ | 作成日時:2020年7月7日 21時

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