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店「こーちー、Aちゃんにごみ捨ての行き方


教えてあげて」



高「はーい

じゃーAちゃん、ついて来てー」



「はい!お願いします!」



台車にダンボールとごみを乗せて出発。


ここはショッピングモールの地下だから、


1度1階に上がってそれからまた


別のエレベーターに乗らないと行けないみたい。



高「なんでここにしようって思ったの?


女の子で肉屋ってめずらしいね」



「単純に時給が他のところより高かったからです。


私バイト出来ればそれ以外はこだわらないので笑」



高「そっか!笑」


「こーち先輩は6年目って長いですね!」



高「まぁ、バイトしないと食ってけないからさ笑


妹もいるし」



「え!妹ちゃんいるんですか!」



高「そう!今9才なんだ」



「そうなんですね!


年が離れてるからお兄ちゃんっ子

なんじゃないですか?」


高「いやーもうしっかりしてるよ笑


親がいないから俺に頼るの遠慮してるかも」



あ、


喋りすぎていけないことまで言わせちゃったかな、、


高「ごめんごめん笑


俺が高2の時に両親無くなってさ、


だから高校辞めてずっとここでバイトしてんの」



「そうなんですね、

何かあったら微力ですがお手伝いさせてください!」


高「ありがとう


よし、到着。

ここでゴミとダンボールを分けて捨てるだけ


帰りもさっきと同じルートでね」



「はい!」



こんなに笑顔が素敵な人にも


辛いことがあったなんて


想像できないな。

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作者名:海の前のポニョ | 作成日時:2020年7月7日 21時

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