第十八話 生を断つ薬 ページ30
目の前にあるのはただの壁。普通の人が見たらそうであろう。縁は周りに人がいないのを確認するとその壁を通り抜けた。通り抜けた先にあるのは一件の洋館。此処は現在珠世と愈史郎が暮らしている屋敷だ。中から愈史郎が物凄い勢いで出てきた。
愈史郎「縁様!お久しぶりです!珠世様は中にいらっしゃいます!」
縁「久しぶり。古史郎君。報告ありがとう」
愈史郎は正しい名前を言おうとしたが縁の腰にある新しい太刀に目が行き言葉を失う。だがすぐに正気に戻って
縁を案内する。
珠世「お久しぶりです。縁様。お元気そうでなによりです。……それと貴方様の望むものは出来ていますよ」
縁「!本当かい!それはありがとう。すまないね。本当はこんな頼み事をしたくなかったんだけどどうしても試したい事があってね」
珠世「ですが本当に可能なんですか?確かに縁様も鬼舞辻無惨と同じように、いや、それ以上に生きてこの世の事を知っています。ですが私は成功するとは思いません」
そう言うと机の上に置いてあった青漆色液体が入った小瓶を縁に手渡す。中に入っている薬は縁を亡き者にする薬。縁の血のみに反応してその血の細胞や遺伝子を全て鬼が灰となるように消す。縁自身が飲んだ場合は彼の全てを灰とする。
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神夜の羽織(プロフ) - 下で話していたパスワードのかかったお話を個人的な都合で削除することになりました。待っていてくださった方々には大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます (2020年3月4日 14時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - ありがとうございます (2020年2月28日 1時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - いいですよ^_^どの作品もいつも楽しみに待ってます(≧∀≦) (2020年2月28日 0時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - お返事を待ってます (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - それは本当に暇つぶし程度のもので自己満足です。それでも大丈夫ならば今の其の壱のリメイク終了と共に公開します。それでも宜しいでしょうか? (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2019年11月6日 23時