第十六話 合同任務 ページ2
近くの山に強い鬼が出たという報告を受けて縁と不死川の合同任務が課せられた。場所は那田蜘蛛山のような山の中で既に何名かの隊士が送られたが連絡が途絶えたらしい。
縁「白子川君。次は僕との合同任務だよ」
縁が不死川を迎えに行くと不死川は他の隊士の稽古をしていた。隊士達は地面に転がっていた。縁が稽古をしている中庭のような所に入ると凄い速さで不死川が来る。その顔は飼い主を待ちわびていた犬のようだ。
不死川「本当ですか!鷹筆様!すぐに準備をして参ります」
縁に完全不敗してからというもの人格崩壊が凄い人物だ。最早お館様でも元には戻せないだろう。だけど、他の人には何ら変わりない態度でいるので困るのは初めて見た時の驚きと慣れであろう。今回不死川に鍛錬されていた隊士は始めてみるらしく目を丸くしている。
不死川「終わりました!行きましょう鷹筆様。……お前らは俺が帰ってくるまでにその丸太を木刀で折れるまで素振りしろよォ。小細工なんかしやがったらすぐに分かるからなァ」
と死にかかっている隊士を睨みつけて先に進む縁について行く。その時の隊士は恐怖で震えていた。
縁「あの子達は弱いのかい?」
不死川「はい。全然なっていないので俺が鍛え直しています。
縁「そうか、頑張ってね不死川君」
そう言って縁は炭治郎や禰豆子にやるように頭を撫でる。不死川は爆発したように顔が真っ赤になった。長男である不死川が頭を撫でられるというのは親以外ではほとんどありえないだろう。それに名前をちゃんと言って貰えた。顔を赤くしながらも懐かしさを感じている。
縁「……不死川君、走るよ」
目的の山が見えてきて何かを感じ取ったように走り出す縁。不死川も同じように何かを感じ取ったのか頷いて走り出す。山の中に入るとは何故か綿毛が異様に生えまくっていて歩くのがやっとだ。
縁「こんなに綿毛が生えるなんて有り得ない。鬼の血鬼術かな?時雨川君、気を付け……不死川君?」
違和感を感じて後ろを振り返るとそこに居るはずの不死川が居なかった。恐らくこれが連絡が途絶えた理由だろう。何が原因か分からないから早めに対処しなければならない。辺りには歩く度に綿毛が下駄に当たって舞っている。
縁「(もしかしてこの綿毛が原因か?だとしてらどんな血鬼術かな?何かの条件を満たしら姿を消す?仲間だけを見えなくする?方向感覚を無くす?それとも毒かな?)取り敢えずこの綿毛は全て取り除いた方がいいのかな?」
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神夜の羽織(プロフ) - 下で話していたパスワードのかかったお話を個人的な都合で削除することになりました。待っていてくださった方々には大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます (2020年3月4日 14時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - ありがとうございます (2020年2月28日 1時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - いいですよ^_^どの作品もいつも楽しみに待ってます(≧∀≦) (2020年2月28日 0時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - お返事を待ってます (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
神夜の羽織(プロフ) - それは本当に暇つぶし程度のもので自己満足です。それでも大丈夫ならば今の其の壱のリメイク終了と共に公開します。それでも宜しいでしょうか? (2020年2月27日 18時) (レス) id: d57f708b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2019年11月6日 23時