・ ページ26
JM side
ジョングクの言葉に、足元にあった箱を蹴り飛ばしたテヒョンア。
そいつはジョングクの胸倉を掴むと、声を荒げた。
.
TH「俺は何も言ってないしっ、Aが辛くなるような事なんて言わないッ！」
JK「じゃあ…っなんで何も言わないんですかっ！？Aに何があったか…っなんで言えないんですかっ！」
.
ジョングクも負けじとそいつの手を掴む。怒りに任せたような力の使い方に、僕は恐怖を感じた。
.
.
NJ「やめろ二人ともっ！」
HS「そうだよ！ジョングガっ！」
JN「離せテヒョンっ！」
.
ヒョン達が二人の間に割って入る。
二人は引き離されると、荒くなった息を整えるように肩を上下する。
.
NJ「二人とも落ち着け！ここでお前らが言い合ってどうするんだ！」
.
ヒョンの静止に、二人は徐々に体の力を抜いていった。
.
HS「…何がこの子の負担になったかは分からない…だけど、テヒョンはこの子が辛くなるような事なんてしない。分かってるでしょ？」
JK「…っ」
.
悔しそうに顔を歪めるジョングガ。その肩に優しく手を置いたホソギヒョン。
.
JN「…とにかく。今はみんな、落ち着いて過ごそう。Aが起きたら、または話を聞けばいい」
.
その言葉に、テヒョンとジョングガはお互い顔を逸らした。僕は、未だベッドで眠っているAを見下ろした。
.
HS「Aは僕たちが見てるよ。ジミナ」
JM「えっ、あ、うん」
.
そうして、僕とホソギヒョン以外の兄弟たちは、保健室から出ていった。
.
.
.
HS「ふぅ…マンネ二人のケンカは怖いよー。二人とも力強いし、ケンカっ早いしさ」
ヒョンはベッド横の椅子に腰かける。
JM「A…どうしたんだろ…今までこんなことなかったのに」
僕はその子の顔にかかった髪を、優しくよけた。
.
.
HS「……僕らと同じ、かも」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡完結まで気長にお待ちください！！ (2021年10月3日 22時) (
レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは！3章もハラハラドキドキしています(ﾟДﾟ;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます！ (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Machiya
| 作成日時：2021年9月19日 22時
