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「もー！！2人とも遠慮しなよ！！」
「いーや！！タダだぞタダ！？奢ってもらおうぜ！？」
「ねぇ〜そんなことよりお団子まだかなぁ？」
お団子を奢ろうと言ったら揉め始めてしまった件について。
もしかして見ず知らずの子供を甘やかすのはアウトだったか？でもこれくらいの年齢の子供を見ると、どうしても弟と重ねてついつい甘やかそうとしてしまう……
やっぱりやめた方が良いか、それとも甘やかすか。
揉めている彼らの傍らでちょっと悩んだ。
「んーそうだなぁ、キミ達がしばらく会えていない弟のように感じてな。ちょっと甘やかしたくなったのだ」
だから気にしないでおくれと、散々悩んだ結果私はそう言って彼らの頭を撫でた。はい、これが正解。
散々悩んだというAだったが、ぶっちゃけずっと我慢していた弟に貢ぎたい欲を発散したかったので奢らないという選択肢はそもそもなかった。
任務中は弟どころか、子供に会う機会すらなかった。だからそろそろこの欲を発散しておかなければ、いざ弟と会ったとき大爆発して絶対引かれる。
最悪嫌われて死んでしまうかもしれない。
……Aにとって弟に嫌われること＝死なのである。
一方、揉めていた彼らはきょとんした顔で止まりAの顔を見た。といっても編笠を被っているので目元があまり見えず、彼らにはAの真理がわからない。
これは本当？それとも何かの罠？
今度は小さく円になりヒソヒソと相談タイムに突入した。
そうこうしているうちに、団子屋の主人が頼んだ団子を持ってきた。
「お待たせいたしました！」
「ああ、ご主人ありがとうございます。お代はこちらです。この子達の団子代も含んであります」
「毎度ありがとうございます！……やや、これはちょいと多いですね」
「ああ、多かった分で買えるだけの団子をこの子達にあげてください」
「わかりました！」
「じゃあキミ達、私はそろそろ行くとしよう。私からの団子をよく味わってくれよ！」
彼らはなんだかまだお話してるし、ここは無理矢理でも団子押し付けた方が良い。
というわけで走って行ってしまおう！さらばだ、子供達！！
そして早く家に帰って彼らと同じくらい、いや、それ以上に弟に貢ごう！！甘やかそう！！！
Aの脳内では既に貢ぎたい欲が大爆発していた。
お陰で、あーちょっとー！！という少年達の声が届いていたのかは不明である。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - うん、好き。←急にすみません💦 (2023年2月18日 2時) (
レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです！！ (2022年4月28日 0時) (レス) id: fc3a292471 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 夢主ちゃんも忍術学園に行ってそのまま習っちゃえ！www 今回も面白かったです (2022年4月27日 23時) (レス) @page10 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2022年4月26日 10時) (レス) id: fc3a292471 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 伏木蔵可愛いですよね♡ 続き頑張ってください (2022年4月26日 7時) (レス) @page3 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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