【忍たま】姉は弟になかなか会えない

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「よし、じゃあ行ってくるわ！！」


あれからしばらく経った。そこ、早いとか言わない！！

お気に入りの着物と袴、そして編笠を被り、手には母が作った弁当と父の書いた地図を持ち、私は両親と実家に背を向けた。


「気をつけて行くのよ〜」
「何かあったら文を送るんだぞ！」
「了解！！」


実家に帰ってくる時よりウキウキしながら出発した。しばらく歩くと、ふと手土産が必要なのではないかと思った。んー何が良いかな？団子ってありか？


「…ありだな」


自問自答で即決！そうと決まれば、向かうは団子屋。ちょうど昨日行ったあの団子屋が忍術学園に行く途中にあるようだし、ちょっと走ればすぐ着くだろう。


にしても、まさか両親があんなに団子好きだとは思わなかった。買って帰った団子10本は、見事全部両親が平らげた。もともと全てあげるつもりではいたけれど、あんなに貪(むさぼ)るように食べられちゃ流石に引く。





そういえば、忍術学園には何人くらい生徒がいるのだろうか？学校だから結構な人数いるのか？いやでも“忍術”学園というくらいだ。忍術を学ぶ場所だろう。


忍者になりたいと忍術を学ぶ人がそんなにたくさんいるだろうか。

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