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(最近、妃勉強で無理していたからかな)
毎日真面目に頑張る夕鈴。僕の隣は求められるものが多すぎる。それでも君はそばにいてくれる。
そんな夕鈴が愛おしく思うと同時に申し訳なくも感じる。
(夕鈴…ごめんね。おやすみ…)
そんな風に思いながら目を閉じる。夕鈴の寝息と温もりを感じながら僕は夢の世界に意識を飛ばした。
いつもと違いふわふわと体が浮く感覚。気づいたら僕はいつもと変わらず王宮の中にいた。王座に座り、官史達が頭を下げひれ伏す姿をみて空腹を感じる。
(夢の中でも窮屈な世界にいないといけないのか…)
夕鈴の夢が見たかったのに…と思っていると、どこからか「お妃様!」という声が聞こえる。
その声が聞こえた方に視線を向けると、元気で花の象徴のような夕鈴ではなく…薔薇やユリのような凛とした花が似合う感じ?の夕鈴になっていた。
(…ん?あれ…夕鈴?)
「陛下、お呼びでしょうか」
(えっ…僕が呼んだの?)
戸惑っていても口は自然に動く。
「あぁ、春の宴に我が妃を…と思ってな。どう思う?」
「はい、とても嬉しいですわ…陛下。」
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雪音 - まるさん» まるさん、教えてくださりありがとうございます!オリジナルフラグはちゃんと外しましたのでご安心ください。 (2018年10月15日 18時) (レス) id: de2f758063 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月15日 18時) (レス) id: 12fa79417c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪音 | 作成日時:2018年10月15日 18時