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関わってみたら意外に面白い子で、最初思った通り元気でやる気だけは取り柄。
だけど、たまに俺でも、いやもしかしたら陛下でも後ずさってしまいそうな真っ直ぐで強い目を向けてきて…。
陛下とまた違う相手を狼狽えさせる瞳を見せる。
いつだったかな…忘れたけど老師に聞かれたことがある。
「あの娘はどうじゃ?陛下にふさわしい子か?」
いつもおちゃらけている老師の真剣な目。老師のお菓子を食べにいったとき言われた言葉だ。
「さぁね、知らないよ。」
優しそうな笑みを浮かべる主人の姿を思い浮かべる。幼いときにみしていた笑顔。
『今は強い王が必要だ』
そんな言葉を思い出し、目を閉じる。もらった飴を口に放り込み、目を開けて外を見た。
「だけど、陛下にはあの子が必要だと思うよ。」
ふさわしいとか、貴族じゃないとか関係なく。あの子が陛下のとなりにいるべきだ、直感的に思ったそれは後で現実のものとなる。
「俺はお妃ちゃんの護衛があれからまたね、」
「ふっ、お前さんも大変じゃのう」
そういう老師に「そうだよ」と呟けば窓から外に飛びだした。
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雪音 - まるさん» まるさん、教えてくださりありがとうございます!オリジナルフラグはちゃんと外しましたのでご安心ください。 (2018年10月15日 18時) (レス) id: de2f758063 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月15日 18時) (レス) id: 12fa79417c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪音 | 作成日時:2018年10月15日 18時