ジュッテの相棒

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HJ「何人前？」

「いや、どう考えても作りすぎたね……」




ていうかまず、さっき材料を買いに行った時もカートに入れた量は明らかに女一人で食べる量じゃなかった。無意識のうちにメンバーが勘定に入っていることに我ながら呆れる。


多く見積もって４人分だな。９人分は多分無い。頭に3人の顔が思い浮かぶ。今日も頑張ってるんだろうな。


……食べるかな。もう夜食食べちゃったかな。

電話をかけると、疲れてしょもしょもしたジソンイの声が耳に入ってきた。





HN「はあい……」

「あ、ジソンアー。あのさ、作業もう終わった？」

HN「詰まり中……」

「３人でやってるの？」

HN「そうだよ。多分余裕で日付越えると思う。ヌナなんかあった？荷物？」

「お腹、空いてたりする？」




たっぷり、５秒の沈黙と、誰かのお腹の音。雷みたいな音聞こえるけど。チャンビナ？




HN「ヌナのご飯食べれるの？」

「うん、その、作りすぎたかrCB「ぺごぱああああ！！！！」おお……」




後ろからぬっと顔を出したジニに電話を奪われる。




HJ「ジソンアー、ちょーーーーうまい。」

HN「ヌナのご飯食べる！！！もう帰る！！！！」

「え？作業残ってるんじゃないの？」

HN「明日やる！！！！」




いぇあ〜〜！！とかYO〜！！とか大声で聞こえる。誰もこっちの声を聞きやしない。と、思ってたら




BC「あ、オッパだけど。そろそろ集中も切れてきたし、お腹空いて干からびそうだし、帰るね。ちなみに……なに作ったの？」

「ナクチポックン。釜山の味付けだからそんなに辛くないよ。」

BC「あれ？前にAのお家で食べさせてもらったやつ？」

「そうそう。そんなにお腹空いてるならもうちょっと何か作るけど」

BC「わぁお！！あれ美味しかった！ありがとう〜！すぐ帰るね〜！」




後ろでヌナさらんへー！Aのむちょあー！とか聞こえてくる。調子のいいやつ。



作った料理は帰ってきたスリラチャにペロッと食べられた。ふむ、こんだけ食べっぷりがいいと作る側も気持ちいいな。

後日、ジンソンに散々自慢された他のメンバーに追いかけ回されたのは別の話。



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