･ ページ8
山田side
掴まれた腕を見ると、光くんが心配そうな顔をして立っていた
八「山田無理してんだろ？」
そう言う光くんは真っ直ぐ俺の目を見ている
ああ
ほんとに心配してくれてんだ
それがなぜかとても嬉しくて顔がほころぶ
だけど
俺の体も限界を迎えていて
悲鳴をあげている
光くんに心配かけたくないけど
少しなら甘えてもいい？
グラグラ揺れる視界に耐えきれなくなってしまった俺は光くんの体にもたれかかった
気づいたら真っ白な天井
カーテンで周りを囲まれている
そのカーテンの外からはなにやら声が聞こえて
ここ、保健室？
そっとカーテンを開けると伊野尾先生と光くんが仲良さげに話してる
山「あ、の、」
小さく声を出せば、すぐに気づいてこっちに駆け寄ってくる光くん
八「起きたのか、山田。もう少し寝てな、おまえ熱あんだから」
熱あるの？俺
伊「まあきっと、疲れとかストレスからくる熱だと思うよ？そんなときはぐっすり寝るのが1番！」
ふわふわ笑いながら、体温計を差し出してくる伊野尾先生
伊「測って俺に教えて？ほい、マスク」
八「どう？気分とか、」
横になって寝たらだいぶラクになってる体
山「ちょっとラクになった、ありがとう光くん、伊野尾先生」
ピピッと鳴った体温計を差し出しながらお礼を言う
伊「山ちゃんめちゃ可愛い〜！俺のこと伊野ちゃんって呼んで！」
八「っばか！なに言ってんだよ急に！山田困惑してんだろ！！」
伊「ふえーい、じゃあこれおでこに貼ってやって光」
不思議な先生だな、伊野尾先生
ぼーっとしていたら体調が悪いと思ったのか心配そうな顔で俺を覗き込む
八「ほんとに大丈夫か？まじで無理して元気に振る舞わなくていいぞ」
山「ふふ、ほんとに無理してないから大丈夫だよ？優しいね、光くん」
そう言うと
顔を真っ赤にして
チャームポイントの八重歯を見せて照れたように
くしゃっと光くんは笑った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 385人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海月(プロフ) - 翔季さん» そんなこと言っていただいて嬉しいです！翔季さんの好みに合う終わり方になってればな、と思います！読んでくださりありがとうございましたっ (2020年2月29日 15時) (
レス) id: a20ce45547 (このIDを非表示/違反報告)
翔季(プロフ) - 続きすっごく楽しみです(о´∀`о)待ってます！！！！ (2020年2月24日 8時) (レス) id: 3eee8b4bed (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 花奏さん» はじめましてっ！本当ですか！！ありやまは尊すぎますよね〜！！コメント嬉しすぎます！これからも発狂してもらえるように頑張ります！笑笑コメントありがとうございましたっ！ (2020年1月23日 18時) (レス) id: a20ce45547 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - はじめましてっ！！私もありやま好きすぎる腐女子なんです〜！もう発狂しすぎてヤバイことになってます笑笑これからもファイトです！ (2020年1月15日 0時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - りほさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (2019年11月21日 16時) (レス) id: a20ce45547 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海月 | 作成日時：2019年11月7日 1時
