今度は指にして？ 2【arym】

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知念side




知「ど、どうしよう........っ」


僕らしくもないけど



足の震えは止まらないし、出る声は弱々しい







涼介になにかあったら........







まただ




また、僕は守れないんだろうか




大切な人を守れないんだろうか




心配で

今度こそ傷つけないって


心に誓ったのに？





知「りょ........す、け........っ」




有「知念！！」


がっ、と突然肩を掴まれる



有「しっかりしろよ！！


今は山田を探さないと！」





有「泣くのは後でもできるだろ」



ほら、行くぞ



そう言って、背を向けて走っていってしまう大ちゃん






中「すごいね、大ちゃん。山田くんのこと、すごい大事に想ってるんだね」

突然、現れたゆーてぃに驚く

知「ゆーてぃ、聞いてたの？」

中「ごめんね、知念が泣きそうなの見て心配で。滅多に泣かないじゃん、知念って」

知「うっさいよ、」

ごしごし、と袖で乱暴に涙を拭った



中「........にしても、大ちゃん強いね。だって、普通なら心ぐちゃぐちゃになりそうなのに........」

知「........震えてたよ」

中「え？」

知「大ちゃんの手、震えてた。心配で心配で仕方がないんだよ大ちゃんも。」



だけど、それでも涼介を助けに行ったんだ




僕も、こんなとこでうじうじしてる場合じゃないね

行かなきゃ





涼介、待っててね


今、助けるから

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