四角い箱に閉じ込められた時の対処方法【鬼滅の刃】

対処法（５）時透無一郎 ページ9

「……」

『ねえ時透君その絶望的な表情やめて！』

「……誰だっけ、君」

『忘れられてる！？』




どうもこんにちは岩瀬Aと申します。

皆さん、ご報告致します。現在、柱である時透無一郎と、岩瀬Aは謎の箱の中に押し込められている状況であります…………まぁ、意味わかんないってことです！



あーさっきまで素振りしてたのになぁ！！そのせいで汗まみれだよ最悪！しかも時透君と密着しているし！ほんとごめんね時透君！！





『私は岩瀬Aだよー柱のぉ……ついこの前合同任務行ったばかりじゃんか……なんで忘れるの……』

「……？岩瀬？うーん……君、本当に柱？」

『エッそこ疑われる……？それは時透君もうちょっと頑張って覚えてくれ……』

「冗談だよ」

『冗談かよ！！！』





この状況で年下に翻弄される１６歳、岩瀬A。非常に無念でございます。


ってかさっきから和みすぎて触れてなかったけど、ここなんなの？血鬼術？怖いんだけど、だって柱二人が気づかずにこうなってるわけじゃん。なんで時透君はそんなに冷静でいられるんだろうか？





「……ていうか、ここどこなの？」

『うーん……わかんない、けど……狭い』

「あ、あんまり動かないで、A」

『エッごめん』





私が動かないよう時透君は私を抱き留めた。



時透君は年顔負けの大人っぽさを見せる事がある。現に私の方が年上なのに時透君に面倒見られてるし……


本当に申し訳ない。てかイケメンで強くて面倒見よくて大人っぽいってハイスペックかよ。スパダリかよ。羨ましいなおい。






「あーやばい、ちょっと……」

『？どうした、時透君』

「ごめん、その……」






「興奮、しちゃった」

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