対処法（４）伊黒小芭内 ページ8
「ほう、貴様は俺が間違っているというのか？」
ひええ……伊黒さん怖い。
蜜璃ちゃんこんな男に騙されちゃだめだよ……
『だ、だって私欲求不満じゃ』
「なんにせよ、いい機会だ。貴様が欲求不満なら俺が付き合ってやろう。」
『え！？待って伊黒さ』
ええどうしてそうなった！？どうしてそうなった！？伊黒さんには蜜璃ちゃんがいるだろうに！どうして私の欲求不満に付き合おうと思ったの！？いや、欲求不満では無いけれど！！伊黒さんの勝手な解釈だけれど！
そんなことをぐるぐると考えていると伊黒さんは突然私の顎を優しく掴んで顔を近付けた。
『んっ！？ん、っ』
ーーー接吻されてる？
珍しく口元の布を取った伊黒さんは、その端正な顔を極限まで私に近づけ、接吻を交わしていた。
意外と柔らかい伊黒さんの唇の感触は良くて、一応これが初めての接吻なのだが、とても夢中になる何かがあった。
「……なんだ、初めてか？岩瀬。」
『は、初めてですよ……伊黒さん』
「ならいいが。お前の唇に他の男の名残があるのは非常に不快だ。ほら、口を開け。岩瀬」
『んっ、ふ……』
伊黒さんの指示通りに口を開けば、すぐさま伊黒さんの小さな下が口内に侵入してくる。
やらしい水音を立てて、歯列をなぞり、私の羞恥心を煽る伊黒さんはかなり手馴れているように見える。
いや伊黒さんやらしすぎ……まって気持ちよすぎて頭真っ白になる、ほんと蜜璃ちゃんごめん……私伊黒さんのこと好きかもしれない。
『い、伊黒さ』
「なんだ、岩瀬」
『蜜璃ちゃんは』
「……甘露寺？」
伊黒さんは蜜璃ちゃんの名前を出されて不思議そうな顔をする。
『蜜璃ちゃんのことが、好きなのでは』
「俺が？甘露寺のことを？……岩瀬、お前は何を言うかと思えば。」
『え？違うんですか？』
「俺が昔から思っているのはただ一人だ。甘露寺ではない。分かるか？岩瀬。」
「俺が逢引をしたいと思うのも、接吻をしたいと思うのも、甘露寺でなく全部お前だ。A、愛している」
＿＿
『い、伊黒さんさっき愛してるって……、！』
「ああ、何度でも言ってやろう。愛しているぞ、A」
『うわああああ私も愛してます』
「まあ及第点だな。」
『……え？』
「俺はそんな薄っぺらい言葉だけじゃ信用は出来ないから、これからしっかり行動で愛を示してもらうからな。」
『……やっぱ伊黒さんこわい』
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アオイ - たしかに 、累 と 夢主ちゃんの 見てみたいかも！ (2021年11月18日 22時) (
レス) id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
古都 - 魘夢最高でしたっ！！このまま死んでもいい← (2021年8月20日 18時) (レス) id: fd64c8d06f (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 水の呼吸組よかったです！！ 煉獄さんのお話が見てみたいです！！ (2021年8月15日 18時) (レス) id: 36ba1a22c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆみかん - あかざ途中で終わってませんか？ ちょーーーーぜつ見たいんで書いてください！(ワザとだったらゴメンなさい！)(*>∀<*)ゝ (2020年9月8日 17時) (レス) id: 8ebef6a95a (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 累くんどうですか！？ (2020年8月22日 22時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水野 | 作成日時：2019年11月3日 0時
