四角い箱に閉じ込められた時の対処方法【鬼滅の刃】

対処法（３）冨岡義勇 ページ5

『と、ととととと冨岡さぁん……』

「……」

『黙って見下ろさないでくださいよ！？』



やっほー、私A！ただいま青春を謳歌している鬼殺隊の１６歳！青春謳歌ってくらい謳歌してないけどね！


そんで、ざっくりいうと、現在は私と冨岡さん、IN箱の中って状況な訳だが。え？意味がわからない？大丈夫当事者の私も意味わからないから！



「……狭い」

『うんやっと喋ったと思ったらその一言なんですね！？確かに狭いけれども！』

「……」

『あれ、ここでまた黙っちゃうんですか！？』



どうにもこの冨岡さんは無口であまり喋らない。


だからこの状況私が騒いで場を和ませるしかないんだよね！和んでるのか微妙な所だけどさ！


てかこれなにかの血鬼術！？柱の冨岡さんで出られないお手上げ、だなんて相当だよ。ちなみに私は階級甲です。そこそこ強いんだよね私。



「A」

『え、な、なんですか……？』

「お前は、ここから出たいのか？」

『え？そりゃ出たいですけど』

「……そうか」



しゅん、とした雰囲気を出す冨岡さん。


え？突然なに？冨岡さんどうした？まさか冨岡さんはここから出たくないと？え、どこで狂ってしまったの冨岡さん。


そして、あろうことか冨岡さんは突然私を抱き締めてきた。




「……」

『と、冨岡さん？どうかしましたか？』




喋ってくれない冨岡さんに焦りが募る。


ヤバい、顔赤くなってきたしよく見たらっていうかよく見なくてもそうなんだけど冨岡さんってイケメンだしどうしようこんなに意識したことってあまりなかったのに


額から汗が流れ落ちて、私の体温は上昇していく。




「A」

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