四角い箱に閉じ込められた時の対処方法【鬼滅の刃】

対処法（１４）鬼舞辻無惨 ページ28

『ひっひえっ……鬼舞辻無惨！？！？』


「…五月蝿い、喚くな小娘。」


岩瀬A、鬼殺隊員として最高で最大のピンチ。


(お、お、鬼の始祖となんか訳わかんない場所に閉じ込められてるうう………)


先程まで私はのんびり茶屋で団子を食べていた筈なのに！！！私の！！至福の時間を返せ！！！！あと団子も！！！！


頭の中でそんなことを考えていれば、
めっちゃやばいくらい近い(語彙力)距離にいる鬼舞辻無惨が端正な顔を歪めてこちらを睨み付けていた。


「おい、鬼殺隊」


『エッハイ……なんですか？？』


「今すぐ私をここから出せ」


『いや無理な命令』


どうやら、話を聞くと、何故か私を殺そうとしても鬼舞辻無惨さんは殺せないらしい。なんか殺そうとすると体に電流みたいなのが走って邪魔されるみたいな。


思わずガッツポーズしたわ、あの天下の鬼舞辻無惨に遭遇してまだ生きてられるなんて。


………でも、出て次会ったら殺されそう…………


『…あれ、でもこれ、鬼の始祖でバリ強い貴方なら余裕で出られるんじゃないですか？

あっもしかして貴方がこの空間作ったの！？！？』


「…黙れ。私はお前のような鬼殺隊の柱と自分を密室に入れるような軽率な事はしない。」


入れたとしても、お前などすぐに殺せるがな。


と、額に青筋を浮かべながらこちらを睨み付けて言った鬼舞辻無惨。あれ？これ下手なホラー映像よりも怖いぞぉ………？？？？


あ、ちなみに私は鬼殺隊の柱である。
流石に柱でも鬼の始祖にあったらビビるから許して。


だってコイツ目の前にしただけで全身の細胞が逃げろって警鐘鳴らすんだもんまじでこの鬼やばい。


よく炭治郎ビビらずにこの鬼に喧嘩売れたよなーと、対面した今ではしみじみと感じている。

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