四角い箱に閉じ込められた時の対処方法【鬼滅の刃】

対処法（１）竈門炭治郎 ページ2

「本当にすまない、A…嫁入り前の君の身体に、下心を持って触れてしまうだなんて…！！」

『エッ下心あったの炭治郎！？』


ここで衝撃の告白である。

え？下心あったってマジ？つまり炭治郎は私をそういう対象として見てるってこと？え？え？なんか私の顔赤くなってきたんだけど？


「A、俺と一生を共に添い遂げてはくれないか。」

『い、いい一生！？なんでそんな壮大な話になってるの…』

「先程までの無礼の責任を取りたい。それに、俺はずっと、君のことを心から好んでいるんだ。

ーー俺では、ダメか？」


暗がりでよく見えないけど、悲しい表情でこちらを見つめてきている炭治郎。

ていうかずっと前から私の事を好んでいるとか初耳なんだけど、炭治郎今までそんな素振りあったっけ！？！？


…よく考えてみれば、蝶屋敷で遠回しに愛を伝えられていたような。そんな気がしなくもないんだけど…。


どこか空気が熱を持っていて、返事を待つ炭治郎に言葉を送るのは妙に緊張する。心臓の鼓動は止まることを知らない。





『た、炭治郎……』

「…A」

『ーー炭治郎、私の一生、貰ってください…

……うわあああ恥ずかし』

「A…！！」


とてつもなくぱああっとした笑顔で喜ぶ炭治郎。そんなに嬉しいのかよ可愛いな！！！



「A、俺は本当に嬉しいよ。絶対に、絶対に離さない」

『ウン、炭治郎って愛が重め…？』

「愛しているよ、A」

『ひえっ……わ、私も愛してるよ』



それから時間が経って箱は開き出られましたとさ。ちなみに犯人は宇髄さんでした。


＿＿＿＿＿



「Aは本当に可愛いなぁ」

『炭治郎もかっこいいよ』

「えっお前らさっきからなんでそんなにイチャついてんの！？気持ち悪い！！」

『……善逸……これには深い訳が』

「知りたくもねェよ！炭治郎とAまで俺を置いていきやがって……！！！」

「善逸、さっきから何をそんなに騒いでいるんだ？」

「うわああああああ！！お前もう黙れよ！！！」

『気の毒に、善逸……』

「同情すんなこのリア充！！！」








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