ガロプラ編�� ページ5
《今のバイパーは朝香か？》
『私です。他の敵とは違うのが出ましたか』
《どうやらやる気なのが出てきたらしいぜ》
無線を介して朝香、木崎、諏訪が会話をする。三人の言う通り、動きが他とは違うアイドラが二体現れた。まるで、人間を相手にしているようなその動きに隊員達は苦戦を強いられているようだ。
《完全に崩しに来てるな》
『そうですね、私達も一旦下がりますか？』
《ここで下がったら相手の思う壺よ、このまま頭数を減らす方がいいと思うわ》
名塚の提案により、後方部隊から下がるように指示が出るまではこのまま頭数を減らしていくことにした澤隊。その後直ぐに動きの違うアイドラには木虎、黒江、笹森、辻が対応に当たる事が知らされた。
･
戦いそろそろ終盤に差し掛かる雰囲気を漂わせていた。射撃戦の渦の中で只管動き続けていた澤と朝香にもトリオン体とは言え疲労が見えてきた。
《澤！朝香！聞こえてっか！？》
《お、諏訪さん！》
『はい』
《あと数分で終わりだとよ！悪ぃけどこっちこれっか？！》
諏訪の要請を受け、澤と朝香は前線から下がり合流しながら諏訪達の元へと向かった。その途中、木崎と烏丸の姿が目に入る。
「うわすっげ」
『流石ですね、玉狛トリガー』
玉狛第1を見て澤と朝香は一言二言会話を交わしていると、二宮と犬飼と目が合う。
「うわ、やべ怒られる」
澤は顔を歪めるとその一言を残して諏訪達の待つ通りへと屋根から降りて行く。その様子を朝香は目で追うと「...二宮さんそんなに怒ります？」と言って澤の後を追って屋根から降りた。
降りた先では諏訪達が銃撃戦をして待っており「おせーぞ！！」と一喝される澤隊。
「さっさと終わらせっぞ！」
「諏訪さんなんかあるんすか？デート？」
「何もねーわ！！」
「俺今日推しの配信なんすよ」
「知らねーよ！！」
澤は諏訪と居ると際限なく巫山戯ることを知っている朝香は、今度は呼び戻すことはせず左脚を上げ澤の背中を蹴った。
変な声を出しながら敵陣に飛んで行った澤を見た後、一連の流れを見ていた諏訪、堤、穂刈、荒船は朝香を見る。
《やり過ぎだろ朝香》
《泣くぞ、澤さんが》
『本日二回目だからね』
「朝香も大変だね」
「どーだかなァ」
蹴り飛ばされた澤を哀れに思う反面、仕方ないとも思うメンズだった。
『まあ、あんな人でも緊急脱出されると困るので、弾当てないようにお願いします』
朝香は軽く会釈をし、敵陣に向かって行った。
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にこ(プロフ) - この度はこんなにも素晴らしい作品を作成してくださりありがとうございます（ ; ; ）出会えたことにとても感謝しております！他の作品も楽しみにしております！完結までお疲れ様でした＾＾ (2022年1月31日 0時) (
レス) @page32 id: 122cc99496 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - 綺世さん» 楽しみにしてます！(*´꒳`*) (2021年11月2日 16時) (レス) id: 60475fc3e4 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - そるとさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！また作品を出した際にはよろしくお願いいたします。 (2021年11月2日 11時) (レス) id: d271d60620 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - ワールドトリガーで一番好きな作品だったので完結したのがとても嬉しい反面寂しい気がします、次作も楽しみにしてます！ (2021年11月2日 7時) (レス) @page32 id: 60475fc3e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺世 | 作成日時：2021年8月11日 3時
