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さっきの男に呼ばれた中庭から出て校内に入る。


そーすれば、私が出てくるのを待っていたかのようにテヒョンがたっている。


テヒョンは大学2年生で私の同級生。


この人はいつも私に構う。


ほら今だって。



TH「また別れたの?」


『…うん』


TH「…俺にしなよ。俺だったらAを幸せにできるよ。Aが探してる本当の愛を教えてあげる」


『…テヒョンは傷つけたくないんだよ』



いつも色んな人に告白されて、付き合ってる私だけど、この人達からどんなにアピールされても付き合わない。


頭はいいし、運動神経もいいし、顔も申し分ないし、スタイルだっていい。


なんてったって性格もいい。


でもテヒョンは、昔は女遊びがすごかったって自分で言ってた。


でも私に会って変わったんだって。



…私のどこがいーのよ。


性格は塩だし、別にこれといって可愛いわけでもないし。


だからいつも捨てられるっていうのに。


それをわかってて付き合う私も最低。



わかってるんだ。

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作者名:優来 | 作成日時:2018年1月14日 11時

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