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「あれ、司先輩に寧々ちゃんどうしたの?」
2人は少し顔を見合わせ口を開いた。
「それがな……今日は少し用事があって……」
「私も。昨日発売のゲーム早くやりたい」
「司先輩はともかく寧々ちゃんは欲望丸出しだね」
でもそっかぁ。
2人が来れないのなら仕方がないなぁ。今回は諦めてまた次回に……
「なら今回はA君と2人で勉強会をしよう」
「…………へっ?」
類先輩の言葉に私以外の2人も目を見開き驚きの表情を浮かべている。いや、当たり前ですよ驚くの。
だって……えっ?
「ルイセンパイトフタリキリ」
「おや、嫌かい?」
「そんなこと断じてございません類先輩と2人きりで勉強ができるなんてこんなに素敵なことはありませんどうかお願い致します」
「一息で言えるなんてすごいねA君」
「そこでは無いだろう!!!」
────と、言うわけでして。
今は類先輩の部屋に居ます。本当に神々しいというか、え、類先輩って人間ですか? 神様ではなくて?
「周りをそんなに見ても面白いと思うものはあまりないと思うよ」
そう言いながら類先輩はテーブルを準備している。
「あ、すいません。私も手伝います」
「後、飲み物準備するだけだから大丈夫だよ。少し待ってておくれ」
そのまま部屋を出て行ってしまった。
なんてスムーズで紳士的なのだろう!!!!! あぁ、美しすぎて死ぬ。
やばい。もう、私はここで空飛べそう。ドラ○モンいなくても空飛べます。いや、もしかしたら類先輩がドラエ○ンなのではないか説が浮上しております。
「にしても、類先輩って絶対頭いいよね。勉強する必要ないんじゃ……」
それに、机の上には設計図? 的なものが置いてあり、絵も上手で文字も美しい。
「類先輩ってできないものあるの? いや、できないものなんて類先輩にある訳ないね。うん、あの人ほどの完璧人間など他に存在する訳が────」
「設計図を見て何を呟いているんだい?」
「ドワッショイ!!!!!!!!」
後ろを振り向くと類先輩がにこやかな表情を浮かべたっていた。
あ、やば。イケメンがイケメンの部屋にいる。
よし、私の心臓動いてるね。死因イケメン(類先輩)とか笑えない。
「では、勉強を始めようか」
「よろしくお願いします!!!!」
テーブルにつきノートや教科書を開き勉強会を始めました。
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桜桃(プロフ) - にゃんさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2021年6月15日 18時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 誤字報告ですページ26の紙が髪になってますよ (2021年6月15日 18時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 続きの方も楽しみにしておりますとも……お疲れ様です((類「お疲れ様。よく頑張ったね」((とかいうボイスほしい!!((切実 (2021年3月14日 23時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - いいですねそれ( -ω- ´)フッ 私も家宝しまっ( '-' )ノ)`-' ) (2021年3月14日 14時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 私が親友を彼女にもらいたいですよ……( '-' )ノ)`-' )(((まぁ、類くんからホワイトデー貰えたんで家宝にしまs(((ゲームだろうが (2021年3月14日 11時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜桃 | 作成日時:2021年3月2日 10時