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類side
「ばっかじゃないの。あんなこと言ったらバレるかもしれないじゃん」
「すまん……。つい口が滑ってな……」
「まぁいいじゃないか寧々。幸いにもバレずに済んだのだから」
僕達はショーの練習をするためフェニランに……、ではなく。
ある打ち合わせをするためえむ君の所へと向かっている。
その計画とは──
「サプライズパーティーなんだからしっかり隠してよね」
「そういう寧々も怪しまれていただろう」
A君の誕生日がもう少しということで、サプライズパーティーを開こうという話になったのだ。
そして、パーティーをえむ君が計画してくれている。
「えむは一体どんな感じに考えてるんだろう……」
「わからん。えむの思考は時々ついていけん……。いや、時々ではないか」
「そうかい? えむ君の発想はなかなか面白いものがあるよ」
「それを理解できるのはお前だけだ!!」
と、そんな話をしていると、待ち合わせ場所であるいつものステージにたどり着いた。
そこにはもうえむ君が私服でベンチに座っている。なにか手に持っているようだ。
「えむ待たせたな!!」
「あっ!!司君に類君、寧々ちゃん!待ってたよー!! わんだほーい!!!」
元気いっぱいのえむ君はいつも周りを笑顔にしてくれるね。
「それで、計画は……」
「えへへっ。お姉ちゃんに相談してみたら協力して貰えるようになったの!!!!コレ見てみて!!!」
先程から大事そうに持っていた紙を司君に渡している。
どれどれ。
「おや、これって……」
「これ……、絶対に俺たちができるものじゃないだろう……」
「無理あるよね……」
紙に書いてあったのは計画表なのだけれど……。
これがなかなか。
「確かにすごい演出だね。これはA君も楽しんで貰えそうだね」
「Aは類が居れば楽しむでしょ。それに、こんなにお金なんて私持ってない……」
計画表にでかでかと書いてある文字を読み上げると。
『サプライズパーティー計画表☆ ドレスパーティー』
と、書いてある。
それに場所がここの近くにあるホテルを借りる予定みたいだね。
しかも、貸切……。
寧々の言う通りこれには無理があると思うけれど。
「お兄ちゃん達が全部やってくれるって!!これでみんな笑顔になるね!」
「あの人達が……?いや、まさかそんな。あんな人達が……」
司君の言いたいこともわかるけど。
「まぁ、今回はえむ君におまかせしたのは僕達だからね。このままやろうか」
さて、A君はよろこんでくれるかな。
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桜桃(プロフ) - にゃんさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2021年6月15日 18時) (
レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 誤字報告ですページ26の紙が髪になってますよ (2021年6月15日 18時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 続きの方も楽しみにしておりますとも……お疲れ様です((類｢お疲れ様。よく頑張ったね｣((とかいうボイスほしい!!((切実 (2021年3月14日 23時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - いいですねそれ( -ω- ´)ﾌｯ 私も家宝しまっ( '-' )ノ)`-' ) (2021年3月14日 14時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 私が親友を彼女にもらいたいですよ……( '-' )ノ)`-' )(((まぁ、類くんからホワイトデー貰えたんで家宝にしまs(((ゲームだろうが (2021年3月14日 11時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年3月2日 10時
