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類side
寧々とえむ君。そして、A君が抱きあっている。
「ふふっ。これは貴重な映像かもしれないね」
「ん? お前、どこからカメラを?」
僕はカメラを懐から取り出し3人を激写。
うん。こんな感じかな。
「類も大概だよな……」
「ありがとう司君」
「褒めてはなぁぁい!!!」
司君は元気だねぇ。
さて、もうそろそろ寧々が限界そうだから助けに行こうかな。
ワイヤーの準備をしないといけないしね。
「満足したかい?」
僕が声をかけるといつも通り元気に嬉しい言葉を言ってくれるA君。
君はいつまで僕のことをそう言ってくれるのかな。
A君は僕のカメラを見て首を傾げた。
おや、これが気になるようだね。
「何か撮っていたんですか?」
「そうだね。すごくいいものが撮れたよ」
分かっていないようだね。でも、僕にとってこれは大事なものだから、そのまま分からないままでいいよ。
近い未来、君の心が僕から離れてしまっても大丈夫なように──
「それじゃワイヤーアクションしてみるかい?」
「します」
僕は自分を誤魔化すようにそう口にした。
返事がいつも早いねぇ。さすがA君だ。
さて、ワイヤーをセットして………。
そっか、司君とは違ってこんなに細いのか。
これは気をつけないと本当に危ないかもしれないね。
準備完了。
上げてみようかな。
「なんだか……司先輩を心の底から尊敬します」
「ハッハッハッ。そうだろうそうだろう!!!」
引っ張りあげた瞬間、A君はバランスを崩した。
さすがに少し驚いてしまったよ。
でも、さすがだね。余裕そうな顔だ。
司君にそうい言う余裕もあるみたいだし。大丈夫そうだね。
「A君大丈夫かい?」
「類先輩の上目遣い!!!!! 私はもうここで死んでもいい」
ふふっ。ただ見上げているだけなのだけれどね。
こんな小さいことでここまで喜んでもらえるなんて。
ますます離したくなくなってしまうよ。
「これ以上は危険かな」
マットはあるけど危ないしね。
そのままA君を下ろすついでに抱っこしてあげるとすごく真っ赤になって叫んでしまった。
このままずっと、この温もりを感じることが出来ればいいのだけれど──
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桜桃(プロフ) - にゃんさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2021年6月15日 18時) (
レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 誤字報告ですページ26の紙が髪になってますよ (2021年6月15日 18時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 続きの方も楽しみにしておりますとも……お疲れ様です((類｢お疲れ様。よく頑張ったね｣((とかいうボイスほしい!!((切実 (2021年3月14日 23時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - いいですねそれ( -ω- ´)ﾌｯ 私も家宝しまっ( '-' )ノ)`-' ) (2021年3月14日 14時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 私が親友を彼女にもらいたいですよ……( '-' )ノ)`-' )(((まぁ、類くんからホワイトデー貰えたんで家宝にしまs(((ゲームだろうが (2021年3月14日 11時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年3月2日 10時
